再戦 ページ32
＊
「たくさん食べたの」
そう言われ、千鶴は相手の気配を探る。
すると、多少驚いた様に眼を開いたのち静かに眼を緩ませた。
そして、煙管を持ったのちゆるりと口を開いた。
「なるほど、“死神”を喰ったか」
「正解」
メザクラの体内に在る死神。
力を全て支柱に収めた訳では無いだろうが、それでも勝てると思う可能性としては十分だ。
「たかが死神を喰っただけで図に乗ったか。
まぁ、いいさ… お前にはかなり聞きたい事があったしな」
それが十年後だろうが。
十年前だろうが―――変わらない事だ。
「アタシも貴方に聞きたい事があった」
そして静かに口をまた開く。
「どうやって死んだ人間を蘇らせたの？」
その言葉を聞いて、思わず千鶴は噴き出した。
奴等をあれだけ見た癖にまだ分かっていないのか、観察力が足りない証拠だ。
「さぁな、自分で考えろ」
「……………。
まぁ、いいや。貴方から直接嫌でも聞けばいいしね…」
そう言って銃を構える奴。
死神の力を持っている為か、多少禍々しさが上昇した様に思えた。
静かにJudgementを取り出し、薄っすらと笑む。
「魔王からの命令だ。
その命令に従い、貴様を捕える。
まぁ、最悪の場合射殺も可、だとの事だ。今の内に大人しく捕まるか？」
まぁ、捕まったとしても待っているのは地獄の様な日々だろうが。
嘘を吐いた償いだと思えば軽い物ではあるが…。
「Judge、本気で行け」
『ボクは何時も本気だけど？』
「戯言を」
Judgementの言葉に千鶴は小さく笑む。
本気なんて命令しなければ出さない癖に。
しかし、主人の命令には忠実な武器だ、真剣に戦ってはくれるだろう。
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未桜(プロフ) - ユニが、チョイスを向こうとしますの無効がちがうぜ (2015年3月24日 12時) (
レス) id: d04b8e9548 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - 華紅夜さん» 返信遅くなって申し訳ありません！返すべきか悩んだ末、返させていただきます！ まだまだ更新が雑…中途半端ですが、一時期の間です！もうしばらくお待ち下さい!! はい、更新頑張ります!! (2015年2月22日 16時) (レス) id: 8d7f53da0f (このIDを非表示/違反報告)
華紅夜 - とても面白いです！続きがとても気になります！更新頑張ってください！ (2015年1月27日 19時) (レス) id: 51b22c66a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王獣闘蛇 | 作成日時：2014年12月8日 19時
