ファレノプシス パラドックス ２ ページ1
＊
「入江、いい加減に口を閉じろ、無駄な争いだ」
「で、でも……！ 僕は、本当に―――――……」
ウザイと言う様な眼を入江に向ける千鶴。
ため息交じりに言葉を呟くように吐きだす。
「自分に不利な約束をココで飲むと思うか？
お前等は俺達の様な約束事が無い、奴等が何時何処で不正してもおかしくないんだぞ？」
千鶴のその言葉に、入江は大きく眼を見開いた。
そして推測交じりに告げてやる。
「手っ取り早い大将の奪い合い。
相手は切っても晴の炎で細胞が活性化し、傷の回復が速い奴。
そして、此方は下手すれば何の訓練もしていない一般人―――…。
例え数が多かろうが、不利な事に変わりは無いだろ？ それだけを聞いても」
確かにその通りだ。
白蘭が欲しい物の為に嘘をつくことだってある。
不正を働くことだってある。
例え、昔がチョイスに対して誠実だろうが――――…。
「言いがかりは止してよ、千鶴チャン」
「言いがかり？ 何の事だ？」
とぼけているつもりはない。
相手から、答えを聞く為の挑発的な言葉だ。
「僕が不正を行ってるって？ ある訳無いじゃないか」
「人間は口先だけで良く嘘を吐く。
なんなら―――… 俺が強制的に吐かせてやろうか？」
良く、フィクション何かのアニメであるだろう。
自白剤と言う問いかけた事を何でも自白する薬。
悪魔はそれを良く使っている。
嘘をついていないと言う風に証明するために持っている事が多いのだ。
無論、千鶴だって嘘を吐かないが持っている事に変わりは無い。
「それでも覚えてない事を無理にする事は出来ないよ。
ミルフィオーレのボスとして、正式にお断り♪」
その言葉を聞いて、入江は悔しそうな声を上げた。
しかしそんな時、鶴の声とは行かないが似ている言葉が誰かから発せられた。
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未桜(プロフ) - ユニが、チョイスを向こうとしますの無効がちがうぜ (2015年3月24日 12時) (
レス) id: d04b8e9548 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - 華紅夜さん» 返信遅くなって申し訳ありません！返すべきか悩んだ末、返させていただきます！ まだまだ更新が雑…中途半端ですが、一時期の間です！もうしばらくお待ち下さい!! はい、更新頑張ります!! (2015年2月22日 16時) (レス) id: 8d7f53da0f (このIDを非表示/違反報告)
華紅夜 - とても面白いです！続きがとても気になります！更新頑張ってください！ (2015年1月27日 19時) (レス) id: 51b22c66a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王獣闘蛇 | 作成日時：2014年12月8日 19時
