【REBORN!】ヴァリアー所属、最恐で最強のメイド様!!? part04 『VSヴァリアー編』 (ページ38)

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Ciao ページ38

チェルベッロ「雪である千鶴様にもお客様が居ります」

そう言われて幻術が解かれれば辺りには人が。
見た所、悪魔捕縛者(ディアーヴォロカットゥーラ)では無かった。
恐らく、闇の人間でソコソコ強いフリーの殺し屋でも雇ったのだろう。

チェルベッロ「倒しても殺しても構いません。彼等には貴方を殺せと言ってあります」

今はそんな事はどうでもいい。
広さは教室三個分ほど。
長方形型のフィールドだ。

ギリギリと唇を噛みしめ、千鶴は銀の苦痛に耐える。
本来ならばすぐにこの手首を切り落として再生させるべきなのだが、それではちょいと時間がかかる。
まぁ、本能に従えば彼等を瞬殺できるのは確かであるのだが――――――――。

そう思っていた時、男共が群がって来る。
毒に侵されている女を襲うのは簡単だと思ったらしく、上着を脱ぎ捨てている。
一部なんてズボンのベルトさえ落とす始末だ。全く、汚らわしい。

しかし、下等種族に汚される気は更々無い。
しかも、契約していない相手に、だ。そんな不利益するつもりは無い。

千鶴「仕方ない…」

千鶴は軽く溜息を吐き、リストバンドを付けていない右手に魔力を集めて手刀により左手首を切り落とした。
銀が回っていたのは左手首より下だ。落ちた左手は不気味で男達はちょいと悲鳴を上げて後ろに下がる。
ペロリと流れ出る黒い血を舐めて血を止める。少し垂れてしまったのは仕方が無い。

地獄蝶を出現させて自分の切り落とした手首を喰わせた。
燃やすよりも簡単で、尚且つ彼等の艶を上げる事も出来る。
腕の再生に多少魔力を使っているが、それでも十分ぐらいで元通りに出来るだろう。
千鶴は軽く眼を開き、crazyを手に取った。

千鶴「Ciao」

軽い挨拶と共に――――――― 男共の首は軽く落ちた。
ボトボトと落ちる首はまさに地獄絵図。肉はどうしようかと考えた千鶴は思いついて手を鳴らす。