55 ページ6
望の作ったごはんは美味しかった。
すっかり大人になってもうててビックリする。
流星は、相変わらず色んなことがのんびりさんでかわいらしい。
2人とも、体も歳もおっきくなったけど、変わるとこ、変わらんとこ、いろいろあんねんなぁ…。
食後、望が真剣な面持ちでこちらを見ていた。
どうしたん？って聞けば、ゆっくりと口を開く。
桃「なぁ�陲舛磴鵝�」
『ん？』
桃「……これから聞くこと、照史と淳太には口止めされとるけど、やっぱり我慢出来んから聞くな。」
青「おい、望。」
桃「流星は黙ってて！…ふぅ…
今の�陲舛磴鵑蓮�Jrの頃の�陲舛磴鵑覆鵑茲福�」
『え、あ、うん。聞いてるんやな。』
桃「聞いてる。」
『ごめんな。急にこんな事になってもうて。みんな困ってるよな。』
桃「そんな事ないって言ったら、嘘になる。」
『やんな。』
桃「でも、そんなんはどうでもええねん！俺が聞きたいんはそんなんとちゃう！�陲舛磴鵝▲哀襦璽廚笋瓩襪�もってほんまなん？」
『え、……』
まさかの質問に隣にいた流星を見れば、流星も悲しい顔してた。お前も、気になってんのか。
桃「照史と淳太がゆうてた。もしかしたら、俺らのグループに入ったこと、後悔しとるかもしれんって。それで苦しんでるんかもしれんって！……だから、�陲舛磴鵑�答え出すまで、見守ろうって……。」
『……そうやったんや。』
桃「でもな、俺、そんなん無理やねん。�陲舛磴鵑�おらんグループとか、考えただけでも、苦しくて……」
青「望、」
桃「…辞めるなんか、嘘やんな。言うてみただけなんよな！」
『……。』
桃「…なんか、言うてや……。」
『……ごめんな、望。俺も、嘘やって、言うてやれんわ。』
桃「ｯ！！�陲舛磴鵝�」
青「望、」
そう。嘘なんて付けんのよ。
だって、今の俺の中では、まだ、アイツとの未来を描いたままなんやから。
こんな未来が来るなんて、想像してへんかった。
俺だって苦しいねん。
……だから、ごめんな。
俺を睨みながら泣いてる望も、
それを止めようとしながらも気になってる流星も、
お兄ちゃんとしての、いつもみたいな優しい言葉はかけてやれへん。
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キリアイ | 作成日時：2022年9月28日 22時
