偽りの笑顔2 【紫】 (ページ2)

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ス「はーい！じゃぁ、一旦休憩にしよっか！」

赤「やっとやー！」

桃「休憩やー！！」

橙「もぉ！きちーってー！！」

みんなが、それぞれに動き出す。

しげと望と照史は一目散にドリンクを取りに行き、流星はスタッフさんと打ち合わせしてる。

流星、このライブの構成してるんやって、みんなの会話聞いてて初めて知った。

やから、『え！流星すごいな！』って言うてもうて、今更どしたん？って顔されてしまった。

神ちゃんはダンスに磨きがかかってる。今も振り付けの先生に細かい動きを確認してて、昔から上手かったけど、もっとすごなったんやなぁって、、、。

しげは変わらん。相変わらずの5歳児やけど、なんや曲作ってるらしくて、今回のツアーにはしげが作った曲もあるって。すごいな。。。

望は……、前よりも甘えれるようになったんかな。望だけやない。弟組と兄組の壁がなくなって、距離が近い。皆がひとつ。って感じがする。これが、デビューして一緒におるってことなんかなぁ。

黄「濵ちゃん」

『え、あ、淳太。』

振り返れば、鏡の前に座ってる淳太に手招きされた。そのまま隣に座って、渡されたドリンクを口にする。

黄「今んとこどう？疲れてない？」

『……うん。大丈夫やで！』

そう言って笑ったら、「嘘つかんでええよ。」って言われた。

嘘ついたんバレた。。。

『なんでわかるん…』

黄「そりゃぁ、10年以上一緒におんねんもん。何考えてるかなんてなんとなくわかってくるやろ。」

『そうなん！？』

黄「おん。ほんで？どうなん？やってみて。」

『……圧倒されることばっかりや。』

黄「たとえば？」

『曲とか、ダンスとか、今までにやらせてもらえんかったもんが、いっぱいあって。あと、みんなが子供やない。みんな、それぞれに、自分の役割持ってるんやなって。自分にできること見つけて、伸ばして、ホントのデビューしたグループみたいって、』

黄「だって俺らデビューしとるもん。」

『あ、そっか……』

黄「……濵ちゃんもよ。濵ちゃんも、一緒にデビューした俺らのメンバーやねんから。」

『……うん。。。』

黄「…とりあえずさ、今日は楽しんでみたら？」

『楽しむ……？』

黄「そう。俺ら7人で、デビューグループの仕事体験させてもらってるんや！て感じでさ！」

『……うん。』

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