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『おやすみ』
なんて言ったものの、俺は正直信じてなかった。
絶対に途中で起きてまう。
目が覚めても、起きたらダメと言われた。
というより、さっきから神ちゃんにガッチリ捕まってもうてるから起きようにも動けへん。
どうしようかなぁ……
「……げ！……なぁ、し…」
あれ？なんか、声がする……。
ン...ﾝ…ｱﾚ……？
そういえば…今、何時やろ……。
でも、起きるってことは……
たぶん、3時くらい……
「おい！！しげ！！」
！！ッ！へっ！？
急な呼びかけに驚いて目を開けると、そこには神ちゃんが俺を見下ろしていた。
え……何これ……どうゆうこと？
「あ、起きた？おはよう！」
『……え、神ちゃん？』
「ん？なに？」
『なんで神ちゃんも起きてんの？』
「ん？何でって、準備せなあかんやん！」
『は？だってまだ早い……』
ベッドサイドの時計に目をやれば、そこに表示された文字に驚いた。
【6:30】
そんなはずはないと目をこすってもう一度見るが、やはり変わらず光る数字。
そんなはず………。
だって、昨夜から1度も目が覚めた記憶がないのだから。
「そんな早くないで？しげもストレッチしてから出るやろ？こんなもんちゃう？」
信じられへん………。
俺、3時間以上も寝てもうたんか……。
「…しげ？どしたん？」
『え、あ、いや。』
「どっか気分悪いん？」
『え、あ！ううん！大丈夫やで！！』
「……あんさぁ……。俺、どうしてもしげに寝てもらいたくて…。しげ嫌がってたのに押しかけちゃって…。ごめん。」
『え！なんで神ちゃんが謝るんよ！俺の事、心配してくれたんやろ！？むしろありがとうなんやで！』
「しげ…。ひとつ、教えて…」
『うん。なに？』
「昨日、寝られた？」
あ…… そうや…。
俺………。
『うん！寝られたよ！なんか、神ちゃんのぬくもりで安心したんかな！こんなにも寝られるなんて思って無かったわ！！ありがとう神ちゃん！』
そうお礼を伝えれば、いつも以上にニコニコになった。
よかった。これで、神ちゃんも安心してくれたかな？
――――――――
作者より
ここまで読んでいただき、ありがとうございます！まだ移行してまもない中で、沢山のお気に入り、評価を頂き、嬉しいかぎりです！！
合わせて、緑赤コンビの人気の高さも痛感しましたwwのんびり更新になりますがこれからもよろしくお願いします！
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キリアイ(プロフ) - たまごんさん» たまごんさん！あたたかいコメントありがとうございます！レスが遅くなりすみません。ゆっくりペースではありますが、赤緑コンビが幸せになる日に向かって進めていきたいと思ってます。これからも、よろしくお願いします！ (2021年1月9日 12時) (
レス) id: d3e17129ce (このIDを非表示/違反報告)
たまごん(プロフ) - 更新されるの楽しみに待ってました！緑さんの心境を思い、一緒にモヤモヤキュンキュンしております♪これからも応援しておりますので、無理だけはされぬようマイペースに頑張ってください！！ (2021年1月3日 20時) (レス) id: 8794961631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリアイ | 作成日時：2020年11月27日 23時
