透明32 ページ33
zm「家族とあんま仲良うないからって一人暮らししててん、でな?この前実家帰ったら自分の部屋無くなってもうた〜って笑いながら言っとったんよ…どう思う?これ」
驚いて言葉が出なかった
そして、目の前の校庭で
楽しそうにサッカーをするコネシマが
違うように見えた
『…ごめん。ゾム』
zm「え…と、突然どうしたん!?」
『完全にはできないと思うけどって言ったけど…やっぱり信頼したいから。沢山、君達にあたったから…ごめん』
素直に謝れた
謝罪が素直に口から出てきた
グルッペンの時と同じ、澄んだ気持ちだった
zm「謝らんでええんやで!?だって…Aの事を助けたかったんはほんまやし…俺らよりも苦しいことあるんは確かやん…謝らんでええよ。シッマには尚更やで?」
『?…どうして?』
zm「絶対逆ギレするで?「何あやまっとんねん!」って、シッマはそういう奴なんや」
『そう…分かった』
それから暫く、サッカーの練習を見ていた
ゾムはひたすらサンドイッチを頬張る
たまにその姿を見ていたけど
それだけでお腹が膨れそうだった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
rbr「あ、はよ〜。お前らどこ行っとったん?」
教室に戻るとロボロが来ていた
僕とゾムに気が付き、挨拶した
zm「屋上。シッマの練習見とったわ」
rbr「そうか〜…あ、A、今日は顔色ええなぁ」
『…そうか?』
rbr「しっかり寝たんやね…良かったわ。心配しとってん」
登校時のゾムの様に
ロボロも満面の笑みを浮かべた
rbr「せや…A、今日日直らしいで?」
言われて黒板の端を見れば
確かに僕の名前があった
『分かった…教えてくれてありがとう』
rbr「おん…おん!ええんやで!」
コクコクと首を縦に振るロボロ
少し可愛らしいと思った自分に驚いた
kn「よ〜!元気か諸君!」
zm「なんやシッマ、変なテンションやなw」
kn「いつもと変わらんやん!?」
コネシマも来て、暫く馬鹿騒ぎが続いた
他の生徒からの視線も無くなった
久しぶりに…楽しいと思った
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志麻セン寄りのcrew - いえいえお役にたてたなら良かったです!! (2019年6月13日 7時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - 志麻セン寄りのcrewさん» はっ!間違ってました!教えていただき、ありがとうございます!!う (2019年6月13日 7時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
志麻セン寄りのcrew - 透明0男は僕にいつも処理させられたなんですけど僕は男にいつも処理させられたじゃないですか? (2019年6月13日 7時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:斬 x他2人 | 作成日時:2019年6月3日 3時