五十四針目．人形師と男の子と･･･ ページ11
何やら銃声が聞こえる
それは不思議とAを狙うものには聞こえない
しかし、それは別の何かを殺す気で狙ってこちらを未だに追いかけてくる
貴方「ッツ･･･」
『お姉ちゃん･･･何処に向かってるの？』
貴方「何だろうね･･･何処に向かってるんだろ
よし、ボウヤ！そろそろ元の道に戻りたいから目･･････閉じてようか？」
『？はーい』
貴方「よし･･･じゃあ、お姉ちゃんがいいって言うまでね」
男の子が目を閉じたのを確認すると
人形を周りに出すのを同時に幻覚を解き刀を抜いた
貴方「･･･」
『･･･人形師さん･･･？』
数十分後、追っ手を全員殺したAは
男の子の言う家に向かい男の子を家の前に下ろすと
人形を隣に置かせ座っているように言った
貴方「お母さんがいらっしゃるか見てくるからここにいるんだよ？
いたら呼びに来るからね」
『･･･ヤダ』
貴方「ダメだよ、絶対にダメ」
薄々分かっている
生きていないことぐらい、だからこそ見せたくない
けれどそれを知ってか知らずか男の子は否定の言葉しか言わない
『もういいよ、お姉ちゃん知ってるんでしょう？
さっき見ちゃったもん･･･もう･･･分かったもん･･･本当のこと言って･･････』
貴方「･･･後悔してもいいの？」
『いいよ、お姉ちゃんは僕を助けてくれる
お母さんは言ってたよ、あのお人形を作った人形師のお姉ちゃんに何かあったら
助けを求めに行けって、黒くて綺麗な髪の刀を持った人だって』
貴方「！？」
男の子が死体を見るかもしれないことも忘れAはドアを開けた
丁度、目の前に見えるところに婦人の死体とその死体に抱かれる綺麗な人形が置かれていた
貴方「ハハハッ･･･呪われた人形なんて･･･言われるわけだよ」
『お姉ちゃん･･･怒ってる？』
貴方「いいや･･･自分が情けないだけさ」
『ごめんなさい、お姉ちゃんを確かめるようなことして･･･
でも、僕本当に助けて欲しくてその気持ちだけは本当で･･･だからその･･･』
貴方「いいんだ、君は謝る必要ないよ
･･･覚えてるよ、どうせだ･･･私と君のお母さんとの昔話をしてあげるよ
たしか君の名前は･･･」
思い出すのは八年前、スクアーロと別れてすぐの時
国外に出ようとこの街を通りかかった時のことだ
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零夜＆李香(プロフ) - チョビさん» 零夜：マーモン可愛いか〜可愛いのは好きだよ〜 李香；面白いなんてありがとう！更新頑張らせますね！ (2013年8月5日 3時) (
レス) id: 377267cac5 (このIDを非表示/違反報告)
零夜＆李香(プロフ) - ちせさん» 李香：初めまして〜！面白いだと！？ 零夜：嬉しいけどビックリ･･･ 更新頑張るね〜 李香：本当かね･･･ (2013年6月19日 2時) (レス) id: 377267cac5 (このIDを非表示/違反報告)
ちせ(プロフ) - 初めまして。小説読ませていただきました。とてもおもしろいです！更新頑張ってください＼(^o^)／ (2013年6月18日 14時) (レス) id: d8b6709af8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零夜＆李香 | 作者ホームページ：http://id55.fm-p.jp/471/amikoro/
作成日時：2013年6月5日 1時
