花咲学園通学路 ページ27
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「おはよう、咲也！真澄くん！」
次の日の朝、学校に行く途中咲也と万里の姿を見つけた。
その隣には、真澄くん。
咲也「おはよう、Aちゃん！」
真澄「……………おはよう」
万里「おい、A。なんで俺には挨拶しねぇんだよ」
「アンタに挨拶してもまともな返事返ってこないのが分かってるからですー」
「へぇー、よく分かってんじゃん」
「でしょでしょ、私すごーい」
くそ、このゴリラまじムカつく、と悪態をつく万里。
むっ。またゴリラとは失礼な！
そう思いながらも、声には出さない。
「…珍しく言い返さない」
真澄くんがボソッと呟いた。
「まあね！今日の私はスーパーウルトライージーモードだから」
ふふん、とドヤ顔を決めると
万里が明らかにげんなりした顔をする。
やめろ、その顔は腹が立つ。
「あ！そういえば昨日至さんと出かけたんだよね？」
笑顔で私の方を見る咲也に、
私は自分の顔をその何倍も緩ませた。
「えへへ〜〜、そうなんだぁ〜」
昨日は、もう夢みたいだったよ。
朝から夕方まで、
ずーっと至さん！
至さんを独り占めしちゃったよ。
ふふふんっ。
寿命伸びたな、これ。
「俺だって監督とデートしたい」
「いいね！いづみちゃんとどこ行きたい？」
「どこでもいい。監督の隣にいれれば」
「ヒュー！今、絶対気温上がった！」
暑い暑い、と手を扇ぐ仕草をする。
すると、万里が驚いたように口を開いた。
「は、お前至さんと出かけたの？」
「え？うん、そうだけど」
知らなかったの？と首を傾げる。
毎日一緒にゲームしてるような２人なのに。
「至さんのやつ…俺に内緒で、か」
チッと舌打ちする万里。
「もー！秘密ごとされたぐらいで落ち込まない！」
「は？」
そんなに至さんが好きなの？と、
背中をバシバシ叩くと
ゴンッと頭に衝撃が。
「ちげぇよ、アホか。誰も至さん相手に寂しくなったりしねぇっつーの」
今の発言、至さんが聞いてたら絶対仕返しされてたな。
「じゃあ、なんでそんな「お前には関係ねぇ」
無理矢理私の言葉を遮って、
ブスッとする万里。
意味が全く分からない。
「アハハ…Aちゃんも大変だね」
と、困り顔で笑う咲也に抱きつきながら、
私は万里が不機嫌な理由をずっと考えてた。
…答えは、出なかったけど。
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ぽっぷんぺ ∂(プロフ) - 夜桜霙さん» コメントありがとうございます！！更新の励みになりました！がんばります…！ (2017年9月6日 19時) (
レス) id: 1dd4cba745 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜霙(プロフ) - あ、やばい、至さんかっこよすぎて昇天しそう…更新頑張って下さい！！ (2017年9月4日 18時) (レス) id: a43026bb5f (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷんぺ ∂(プロフ) - 和風和菓子姫さん» コメントありがとうございます！たるち可愛くさせるのが好きで…笑← 更新の励みになりました！ (2017年9月2日 17時) (レス) id: 1dd4cba745 (このIDを非表示/違反報告)
和風和菓子姫 - え、ちょ、たるちが可愛いすぎるぁぁぁぁぁ!! (2017年9月1日 1時) (レス) id: 6f0a98566f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなみ | 作成日時：2017年8月26日 17時
