【A3!】優しさを溶かして＿ 【茅ヶ崎至】

103号室：至の部屋 ページ19

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ｺﾞｸｯ



怖くて至さんの顔を見れずにいると、

至さんがチョコケーキの飲み込んだ音がした。



「ハハッ」



今度は笑い声。



な、なんだ…？



「Awww手でww予想外ワロタwww」



めっちゃ笑ってらっしゃるーーー。



「チョコケーキ美味しかったですか？」

って私が言うと、もっと笑ってた。


ツボが謎だ。



「んー、美味しかったよ」



ニコニコとても嬉しそう。


ホッ。よかったいつもの至さん。







「で、も」






＿＿＿ｸﾞｲｯ




安心したのもつかの間、
至さんに力強く腕を引っ張られた。



「おわっ。い、至さん？｣



見上げると至さんは、またあの悪巧みを考えてる顔。



「まだ足んない」




すると、



ﾁｭｯ









指を舐められた。






「っ！！！！！！！！！！？」



突然のことに頭が真っ白になる。



「ここまだチョコ残ってるし」



私の指についたチョコを丁寧に舐めていく至さん。




ﾁｭｯ…ｯﾁｭ




指に至さんの生暖かい舌の感触。






な、に…コレ…。






…ﾁｭｯ…………ﾚﾛｯ……ﾁｭｩｯ







「っ…………」





みるみるうちに私の手についていたチョコは全て至さんに舐め尽くされる。







「………………………ごちそうさま」






そう言って至さんは私の腕を離した。





「はぁっ…はぁっはぁっ……」







ﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝｯ







心臓が全速力した時みたいに
早く鳴ってる。





「い、至さん…っ」

「んー？」









至さんは余裕の表情。









なんて大人だ。




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