60話「衝撃。」【担当:星野 ぽよち】 ページ18
持っていたステッキが手からカランと音をたて、落ちた。
それは衝撃からだろうか。
Aは落ちているステッキをじっと見つめたまま、動きを止めていた。
しばらく無言の間が続き、Aは何かの気配を感じたのか、僕の口をおさえて僕を後ろに隠した。
リボンちゃんも慌ててAの後ろに隠れる。
カービィ「A……どうして……。」
どうしてここにいの?そう問いかけようとしたが、僕はAに強く口をおさえられてしまい、しゃべることができなくなってしまった。
A「今は……静かにして。」
Aの声は、今まで聞いたようなことがないぐらい暗くて震えていた。
僕はそんなAの様子を見て、今はしゃべってはだめだ。と思った。
ゼロ「A、準備はできたか。」
僕は姿は見えないが、これはゼロだとさとる。
A「う、うん。一応できた…かなぁ。」
Aは斜め上を見ながら、曖昧な返事をした。
ダークマター「…これは。」
ダークマターは何かに気づき、しゃがんで何かを取った。
その何かとは僕が持っていた、宝石をモチーフとしているステッキだった。
Aはそんなダークマターに気づき、ビクッと体を震わせた。
それは恐怖からだろうか。
ダークマター「…。」
A「…。」
しばらく無言の間が続く。
無言の間が続いている間、Aは酷く震えていた。
きっと、ダークマターたちに僕の存在がバレると思っているのだろう。
しばし時間が経ってから、ダークマターはAのだろうとステッキをAに手渡した。
Aは安心感からか、はぁっと息をはくと、ありがとうと感謝をした。
ゼロ「では、待っているぞ。」
そう言うと、ゼロとダークマターはAの後ろにある扉の前に移動し、扉をがチャリと開けた。
Aは、慌ててゼロたちの方を向いて後ろにいる僕を隠し、「いってらっしゃい。」と少し不自然な笑みを浮かべながら言った。
ゼロはコクりとうなずくと、ダークマターと共に扉の外へと消えて行った。
ガチャンと扉が閉まる音と共に、Aは僕にクルリと向き直った。
Aの表情は、悲しみという感情が滲み出ており、Aは僕とリボンちゃんに「ごめんっ!!」と頭を90度くらい下げた。
A「全部話す…!!!私、実は……。
ダークマター族と同盟を組んだの……。君達の敵なの…!!」
* * *
あら、それは良かったです(´・ω・`
はい…復活させたら大変なことになっちまうからな…←
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アリス - この作品で私はダークマターが好きになった…、大好きです (2022年8月3日 19時) (レス) @page47 id: d52c4cdcef (このIDを非表示/違反報告)
ヒナウィ(プロフ) - アンダーテール私も好きですよ! (2021年12月28日 11時) (レス) id: 08bf829f52 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナウィ(プロフ) - プラスチックでできた傘さそうよ♪のところハロープラネットですよね!? (2021年12月28日 11時) (レス) @page15 id: 08bf829f52 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ最高 - 続編オメデトー! (2019年11月14日 15時) (レス) id: b32a3f529f (このIDを非表示/違反報告)
コノハ最高 - 気づけばもう70話こえてんじゃねーか!Σ(゜Д゜)今更すぎて草 (2019年11月8日 20時) (レス) id: b32a3f529f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:DR9&星野ぽよち | 作成日時:2019年10月20日 21時