オコてるよぉ… ページ5
幹部用の食堂に向かう。
一人で飲みたい気分になった。
ｶﾞﾁｬ
鬱「ん？Aちゃん？どうかしたん？」
大先生が居たか…まぁいいや。
『ちょっとお酒飲みに来たんだ。もし良かったら付き合ってくれる？』
なんなら愚痴っちゃおうかな…
鬱「ええよ！ほら、横座り。日本酒と適当につまみ頂戴！」
メイドさんが運んできてくれた。
鬱「ほら。何かあったん？全部話してみ？楽になんで。」
『実はさっき食堂でね…』
さっきの出来事を全て話す。お酒も入っていたからか気持ちが揺らぐ。皆の前では泣きたくないと思ってたんだけどな…
『でも本当に悔しかった…！
自分の大好きな妖術隊の皆もけなされた気がして…それなのに自分は何一つ守れなくて…！
挙げ句の果には大事で大好きなトライスまで傷つけてしまった！私は覚えてる！
トライスの瞳を見ればわかる！
最後に晴れた顔をしていたけど眼は曇ってた！
自分は本当に福隊長に相応しいのか悩んでた！
それなのに僕は何一つ守れない！
脅して黙らせただけだ…本当に隊長失格だ…』
鬱「辛かってんな…そんな泣かなくてもええねん。Aは悪くない。」
優しく抱きしめてくれた、その手に安心して抱きついて泣いてしまった…
『…トライスを慰めに行く。大先生、このことグルさんに報告してくれる？』
鬱「任せとき！」
こういう時は頼れるんだよな…
なんだかんだで愚痴を話すときは大先生が一番いいな。
『ホントにありがとう！元気ついたよ、』
鬱「元気でてよかった！また困ったらすぐ言ってな！」
大先生優しいな…常にあれだったらな…
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作者名：いちご | 作成日時：2019年5月4日 16時
