異種族達の日常 (ページ14)

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マジか… ページ14

youside

するとニーミさんは大剣を選んできた。
ーーー
訓練用の武器は周りはゴムでできているけど中に鉄が入っていて重さは本物の武器そっくりな優れモノだよ！
ーーー

僕はもちろん太刀にしました〜

『ニーミさん本当に大剣でいいの？重くない？
てか使いこなせる？』

ニーミ「多分大丈夫です、」

マジで言ってる…？大剣は僕でも使いこなすのは難しいのに…

『僕も楽しみたいからちょっとは力出すよ？
それじゃ、始め！』

まずは相手の動きを見る。

ニーミさんは引きずる……演技をしてる。

素人はあんな持ち方はしないはず、だとしたらなぜ演技をするんだ？

すると引きずる演技をしていたニーミが急に距離を詰めてきた。

『ッ!クソッ!』

急すぎて反応できず大剣が腕にあたってしまった。結構痛い…剣の振り方が思ってたより上手い

ニーミ「んぉ！？今の避けますか…気絶させて逃げようとしたのに…」

『フフッ、正体を表したねぇ…
PKST団情報関係担当、死神！』

死「バレてる…まぁいいや、僕が死神ですよ！それじゃあ逃げたいので気絶してください！」

『良いわけ無いでしょ！』

すると死神は大剣を持ったまま飛び上がって体重をのせて大剣を振り下ろしてきた。

『うぉ！危なーい！こうなったら妖術使うか…』

死神の方に遠距離妖術を放つ。
すると死神は避けずに妖術を受け止めた。
大剣ではなく、大鎌で。

『ふーん…君、名前の通り"死神"なんだぁ…』

死「そうなんですよね、さて！ここから僕の本領発揮ですよ！できれば傷つけたくなかったんですけど覚悟してくださいよ！」

相手の武器は本物だ。ならばこっちも本物で、
『そうこなくっちゃねえ…妖刀、鏡花水月。』

あたりに黒い百合の花弁が舞った。