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「最初からいたの…？」
『トウヤさんと会ったときにはもう…』
「ギャス。」
「ずっとボールに閉じ込めてたの？」
『いや、たまに勝手に出てきてましたよ。』
「うそ…」
驚いた様子でミライドンを見つめるトウヤ。手持ちのポケモンはアチゲータたちだと伝えていたが、ライドポケモンのことは言ってなかった。
一方、ミライドンはペパーからサンドイッチをうば………もらっているところだった。
「ギャス！」
「あ、勝手に！…A〜ミライドンが悪い子ちゃんしてるぞ〜」
『ほんとだ。美味しかった？』
「アギャ………ギャッス！？」
突然、ミライドンは目を白黒させて、なにか進化の予兆のような動作を見せる。黙ってみていれば動きは止まり、ミライドンは再びサンドイッチを奪…もらおうとペパーの方を向く。
『…なにか変わった？』
「なにかできることが増えたんじゃないかな、技とか」
「ギャス」
「もうあげただろー！」
残りのサンドイッチを守ろうと、必死にミライドンから逃げるペパー。微笑ましい。
「…そういえばAさん。このあたりってジムあるの？」
『えっと…あ、あるらしいですよ。』
スマホロトムを取り出し地図を見る。近くにはボウルタウンの文字、確かボウルタウンにはコルサさんという芸術家がいて、キマワリとかが題材の作品が有名で…そのコルサさんがジムリーダーもやっているはず。
「ボウルタウン…おもしろい形の街だね」
私の隣に肩が触れるように寄り、さらに顔を近づけてスマホロトムの画面を覗くトウヤ。…けっこう近い…が、本人は無意識のよう。
「スマホロトム触っていい？」
『いいですよ』
トウヤはスマホロトムの画面をタッチして、周辺の地図を見始める。「雪山もあるんだ」とか、「真ん中の穴はなに？」とか喋っているが、正直顔が近すぎて集中できない。
体温を感じる…まつげは長め…
はっ、私ったらなんてことを。
『そろそろ…いいですか？』
「あ、ごめんね。」
「アギャッス」
「新しいの作ったらやっと満足したのか？はぁ…ほんとに困ったちゃんだったぜ…」
ペパーはミライドンのサンドイッチ作りに必死で私たちのことは気に留めていなかった様子。
そこに、すこしホッとした私が居た。
続く
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おこめ(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…作者様のペースで更新頑張ってください！応援しております…！ (2月23日 1時) (
レス) @page15 id: 3c9b9f762c (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ (2月21日 13時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！！！！好きです！！ (11月6日 8時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
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