聖夜に仕えていた動物の国 (ページ4)

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本編1 ページ4

ユキ視点

俺を中心とした国を作るにあたり、場所を決めなければならなかった。

まさかの全員、雪の中が一番気持ちいいという、超暑がり軍団だったので、寒く雪のある、俺の地域に拠点を置いた。

ちょっとした国的な物を置いただけで、銃を持った多くの人間たちがやってきた。

倒そうとしてたり、実験に使おうとしているのは、バレバレなので、俺達は、難なく越していった。

時には、ダルが対応にあたってくれたりした。

ま、ダルだけが今のところ唯一の人間の味方だからな。

俺たちは、優秀だからか、それともあの神から服と一緒に人間以上の技術を貰っていたからかよく分からないが、物凄い速さで城を作ってしまった。

そこに、適当に入ってくる人間が居るのだが、ま、鼻がいいサンが居るし、それに俺たちは人間の特徴を持った動物なので、そりゃまぁ、本能と言うものがある、一瞬で追い返した。

まぁ、俺たちは、人間に認めて貰いたいだけなので、殺しはしなかったんだがな。

何度も何度も襲ってきて、全く歯が立たないことを知らずに襲ってくる馬鹿どもは流石に殺ったが。

よかったなぁ！人間よりも心広くて！速攻で殺されるようなことされなくて！

そうして一年が経ち、クリスマスだ。

俺らは、この時期が一番忙しかった時期だったので、ゆっくり出来るのが、変な感じがした。

それが終わり、一年前、多分、俺がこの姿で意識を戻したであろう日、あの森に行った。

一応領地だ。普通に行ける。

そしたら、俺とおんなじような境遇のやつが…

ん？アレは…俺の兄弟？

yk「なぁ、お前って…兄弟…だよなぁ？」

？「え、なんで…さ、寂しかったんだよぉ！なんで途中で居なくなるんだ！群れから離れるなよ！兄ちゃん！」

yk「ごめんな。あ、俺の名前はユキ。お前の名前は？」

yy「僕？僕はユキヤ！ユキ兄ちゃんも同じ？クリスマス贈り物隊？」

yk「あぁ。そうだよ。なぁ、もしかしたら、ユキヤの仲間も同じかも知れない。探しに行くかい？」

yy「うん！探す！」

ということで、探しに行くことに。

自国も他国も探した。

すると、まさかとは思っていたが、案の定、俺らと同じ状況の動物と人間がいた。

動物の方が多かった。

そして、国に連れて帰り、速攻であの幹部に報告した。

で、ちゃんと仲間にした。

仲間が増えたなぁ。

そう思いながら、領地にいたスパイの事を考えていた。

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補足

ユキヤ
ユキの弟。
何処かの誰かと名前が一緒ですが、気にしないで。