終わり ページ17
ユキ視点
俺たちは、スピーチの後、フユキの特製クリスマスメニューが出てきた。
ついこの間よりも豪華になっていた。
外にいた動物たちも招いて、一応外にも料理を置いといた。
みんなでワイワイ言いながら食べていた。
少しネジが緩んだようで、いつもより食べ方が豪快だった気がする。
すると突然、聞いたことのない声が聞こえた。
『楽しそうで何よりじゃ。どうにかできる方法ができたんじゃが、まぁ、大丈夫そうじゃな。今年はしゃべる動物はだして居らんはずじゃ。まぁでも、この国にいるはずじゃからよろしく頼むぞ。』
この声は昔脳内に響いてきた声とは違った声だった。
sn「今の声って、」
pn「初めの声…だよな？」
fyk「僕は、この声聞いたことあります。確か、この人がサンタだったと…」
yk「え、じゃぁ、前の声は…」
tn「あの人が間違えたの？」
もう一度、同じ声が
『すまないね、君たち。わしの代わりに君たちを元に戻す役を任せていた若い者が間違えてしまったようじゃ。わしは君たちを呼んだ張本人じゃ。』
全「え、そうなんだ」
突然俺たちがこんな声を出したので周りの動物は首を傾げている。
fy「俺たちにしか聞こえてないのかもしれないな。」
yk「そうらしいな。済まないな。もう少しの時間、楽しもうぜ、みんな。」
俺たちは、あのサンタのお陰で、きっとどの動物も体験できなかったような事ができている。
俺たちが望んだようにこの国には動物がたくさんいた。
人間もいるが、きちんと記憶の面を全部確認してから入れていた。
城は相変わらずしょぼいし、景色は木も地面も真っ白。
人の家はあるんだけども、点々としかなかった
彼らは僕らを殺しはしなかった。
他の国からは大回りで生物実験をしたいという条約を結びたがっていたが、そんなに俺たちも頭悪くはないので、お断りしておいた。
戦争は、ぐんと少なくなった。
これで世界が平和になる、そう思えば、とても嬉しかった。
これからも俺たちは俺たちなりに国を運営していく。
プレゼント制度もほぼ動物の国も続ける。
そして、今年もクリスマスがやってくる。
Merry xmas 僕らの世界
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作者名：雪熊 | 作成日時：2020年5月24日 21時
