現実 ページ3
『うー…真希ちゃんー』
「うっせ、恋愛最弱野郎が」
『だってー…』
1年の頃の話から戻り、今は2年生。
私は恋愛に関してはだいぶ弱いみたいで、未だに気持ちを伝えられないでいる。
現実はそう甘くない。
そして狗巻くん好きになってから気づいた。告白ってどうやんの？って。
「お前だけだろ、2年で名前呼びしてないの」
『だって恥ずかしいじゃん』
「私たちしか呼んでないから棘も喜ぶと思うけどな」
『心の中では呼んでるんだよ！？でも今更…それに緊張するの！！』
棘くんと頭の中ではナレーションしてるのに言えない。それが私だ。
「とりあえず棘の名前私に言ってみろよ私を棘だと思ってさ」
『えー…真希ちゃんは真希ちゃんだけど緊張しちゃう』
「いいから」
と一息着いて、覚悟を決めて蚊の鳴くような声で呟く。
『棘…くん』
と真希ちゃんに向かって言うと、ガラッと扉が空く。
「おー、お二人さん何してんの？」
「しゃけ」
パンダくんと狗巻くんが来た。…狗巻くん今日もかっこいいな…
「おっす。何って…Aと今度いく映画の打ち合わせ立ててたんだよ。な？A」
『う、うん！真希ちゃんと行くの楽しみだなぁー』
真希ちゃんが何とかしてくれたから助かった。…それより名前呼んでたの聞かれてないよね！？
聞かれてたら…恥ずか死ぬ。
真希ちゃんはパンダくんにいじられながらもパンダくんと話してる。1人になっちゃった。
今日任務とか入ってないしゲームでもしよっかな。とスマホを取り出したら狗巻くんが隣に座ってきた。
…え、緊張しちゃうんですけど。
『い、狗巻くんどうしたの？』
「いくらー」
にこにこと笑いながらスマホで文字を見せてくれた。
"Aって表情コロコロ変わって見てて面白い"
『…へ』
にこにこと笑っている狗巻くんにどきんとした。
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園実(プロフ) - 春風の文中にある「短髪の髪にレッグウォーマーを…」ってありますけど、ネックウォーマーの間違いでは…レッグウォーマーは足につけるものですよ。。 (2021年7月28日 3時) (
レス) id: 583543dbeb (このIDを非表示/違反報告)
大臣 - え、すごい、こんなに良い小説ってあるんだなってはじめて思いました。 (2021年7月26日 13時) (レス) id: d7598b54f7 (このIDを非表示/違反報告)
稀乃。(プロフ) - 冷やし中華さん» ありがとうございます！いつか作るのでお待ちくださいー！わ、いいですねそれ！是非そういうの書きたいです！ありがとうございます！ (2021年2月18日 15時) (レス) id: d4f7768c38 (このIDを非表示/違反報告)
冷やし中華 - きゅんきゅんしました！続編(番外編？)楽しみにしてます！積極的な棘くんにたじたじヒロインちゃんとか個人的に見てみたいです‥！これからも頑張ってください！！ (2021年2月18日 9時) (レス) id: 55a08a4d64 (このIDを非表示/違反報告)
稀乃。(プロフ) - 真子さん» ありがとうございます！お話のネタが出来たらここで話追加しようと思ってます！ (2021年2月15日 22時) (レス) id: d4f7768c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稀乃。 | 作成日時：2021年2月7日 22時
