31話 3人の恋ばな ページ34
〜フウカ目線〜
話はじめてから、何度か盛り上がったころ、Aちゃんの「二人は、好きな人いないの??」という一言で恋ばなになってしまった。
あたしには、『好きな人』ってのはいないけど、Aちゃんの好きな人は、気になる。
「あたしは、いないけどAちゃんはいるの?」
「…いるよ。でも、…うーんこの際だから誰か言おうか!」
「「誰!?」」
あたしとカリンは、ずいっとAちゃんによって聞き入った
「フウカちゃんたち落ち着いて…。誰にも言わないでね?私の好きな人は、
・
・
・
リョウタのなの。」
「ええーーー!!!」
「…やっぱりねぇ!」
あたしが驚くよりほかにカリンは、分かってたという顔をした。
(あの時の大事なことが浮かびそうだったのは、このことだったのかも…。)
「え、カリンちゃんは、分かってたの…?」
Aちゃんは、意外だったようで驚いていた。そらそうだ。
カリンは、フフフっと笑って「顔が嬉しそうだったから…」と言った。
「そう言うカリンちゃんは、いるの?」
「はいはいはーい!あたし知ってるよ!!」
あたしは、思わず言ってしまった。
「カリンの好きな人はねーちt「ストップストップー!」
カリンは、顔を真っ赤にしてあたしの言葉をさえぎった。
「もぉー。フウカちゃんたらぁ…。どうせなら、私から言たいわ!」
そう言ってカリンは深呼吸して息を整えると、言い出した。
「私の好きな人はね、
チトセくんなの!」
言ったとたんまた顔を真っ赤にしたカリンはとても可愛かった。
「あはは!カリンちゃんも人のこと言えないくらい分かりやすいよ?」
「ええ!?う、うそ…。」
「ほんとほんと!」
二人はそう言って笑いあっていた。
(あたしには、いまはいないけど、いつかそう言う人って出来るのかな…?)
ふと、考えるとなぜか、チトセの顔が浮かんできた。
(ないないない!チトセは、絶対ないよ!…でも、Aちゃんが転校してきたときのズキンという痛みは、何だったんだろう…?思いきって二人に相談しようかな…?)
「ね、ねえ二人とも、ひとつ相談してもいい?」
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怪盗ミルキィ☆(プロフ) - 落ちはチトセじゃないんですか…?チトセはフウカと結ばれるんですか? (2016年10月24日 20時) (レス) id: e63bccd4b1 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ(プロフ) - ありがとうございます!続編つくれたら作りますね! (2016年5月1日 17時) (レス) id: 25106e0e6e (このIDを非表示/違反報告)
カノン - キラリさん、この物語面白いデス! 続編作ってほしいデス!キラリさんが作る続編すごーく気になりマス! 頑張ってくだサイ! (2016年4月27日 15時) (レス) id: 3e3f553162 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ(プロフ) - 美香さん、らくだい魔女を巡って婚約バトル!に続き読んでくださりありがとうございます!美香さんのように二作とも読んでもらえて凄く嬉しいです! (2016年1月7日 18時) (レス) id: 25106e0e6e (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして美香です、すっごく面白いです!自分までドキドキしてしまいました (2016年1月4日 17時) (レス) id: c492ea5fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キラリ | 作者ホームページ:http://hosininegaiwo
作成日時:2015年8月6日 18時