.*.意義素.*. (ページ17)

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f「お邪魔しまーす」
k「いらっしゃい」
f「何気に河村の家初めてだよね｡」
k「うん。そうだな」

看病するために来たのに初めて来たからなのか
ワクワクしてきてしまい口数が自然と多くなる｡

f「河村寝な？結局それが1番効果的でしょ｡」
k「うーん…寝るのか…」

俺の提案に少し怪訝そうな反応を見せたものの
のそのそとベッドに向かい横になる河村｡
早く治りますように｡そんな気持ちを込めて横で見守っていた｡

数十分が経ったがこれは寝ていない気がする｡
別におかしかった訳ではないが勘が働いた｡

f「河村、寝れないの？少し話でもしようか？」

問いかけるとゆっくりと目が開いた｡
しっかりと目を合わせながら「じゃあお願い」と消え入りそうな声でつぶやく河村に、どこか
儚さを感じた｡

そこからは僕の好きなとある人について話し、
河村に「好き」と言われた。

これらはついさっきのこと｡
わざわざ思い出すまでもないだろう。

ここで色々あった1ヶ月間の物語は閉幕｡

たった10分15分しか経ってないのに、情報量の
せいか思い出すだけでも疲れた｡

回想を終えて、濡れタオルや冷えピタなど看病
するのに使うようなものを用意する。

そしてすやすやと気持ちよさそうに、でも少し
苦しそうに寝ている河村の横で、自分の疲れを取ろうと少しうたた寝を始めた｡

・・・・・・・・・・・・・
作者です｡次回からまた河村さん視点に戻ります
もしかしたら福良さん視点はこれでラストかも？
まぁまだ書いてないので分かりませんが←
そろそろ終盤です,では次回の更新もお楽しみに
以上作者でした｡