160 イベント/ 事務所STOP ページ10
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3人が出てすぐのレッスン室にて。
「…気づかなかったな、Aちゃん疲れてたの」
「? …あぁ、朔間さんが言ってたこと気にしてるの?
あれはAちゃんに異常に敏感なだけだから、気にしなくていいと思うよ。てかAちゃんって基本体調悪そうだし」
「確かにいつも顔色が悪そうだ」
「何かそれがテンプレになりつつあるよね。…前まではもう少し生気があったんだけど」
そう言いながら座る羽風先輩を見て、あんずとアドニスも腰を下ろした。
昔…。あんずはAの昔を知らない。
たった1年前、それでもあんずにとってその1年間はAとの距離に影響する大きなものだった。
( …明星くんも今のAちゃんはどうたらーってよく話すよね )
「私…今日すごく楽しみにしてて、今日っていうかこの期間というか…。ようやくAちゃんをプロデュースできるから」
「うん」
「でも、Aちゃんが何考えてるか未だに分からないんです。
本当に…私がプロデュースしてよかったのかな……」
「…あんず」
もしかしたら嫌なんじゃないか。
この企画は先生に頼んでAちゃんの事務所にかけ合ってもらった大切なチャンス。それを棒に振るなんてしたくない。
だけどそしたら、
( Aちゃんの意思は…どうなるの? )
事務所に言われたから来ただけで、本当は嫌だったらどうしよう。
特に今日のAちゃんは浮かない顔が多いからそう感じてしまう。
「うーん…俺はそう思わないけどなぁ。プロデューサーはアイドルをステージに導く存在なんだし、そんなに重く考えなくても」
「…そうですよね」
「…。逆に、Aちゃんは嬉しかったと思うよ」
「え?」
「今回のコラボ曲さ、俺らのロック調がかなり活きてるでしょ?
あの子かわいいよりかっこいいって言ってもらう方が好きらしいから、久しぶりにそういうの歌えるの嬉しいんじゃないかな」
「そ、うなんだ…かっこいい方が……」
「今は売り方とかの問題でかわいい系にしたんだろうけどね。
やっぱり好きなことをするのは楽しいし嬉しいよ」
知らなかった。
あんずは初めからかわいい右京Aしか見たことがなかったから。
たまたま。“UNDEAD”と歌うことで新しい一面を見せられるんじゃないかと思って選んだ曲が、こうなるなんて…。
あの3人が帰ってきたら合わせをする。
その時Aちゃんは楽しそうに踊ってくれるのかな。
体育で見た笑顔を思い出しながらそんなことを思った。
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かげやま(プロフ) - 瑠衣さん» コメントありがとうございます。遅くなってしまってすみません…（ ; ; ）引き続き楽しんでもらえるように更新頑張ります🥹🫶 (2022年10月24日 11時) (
レス) @page21 id: cbb4c9f31f (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きがすごく楽しみです、、！ (2022年10月23日 20時) (レス) @page21 id: 04c1c43a5d (このIDを非表示/違反報告)
かげやま(プロフ) - めぐるさん» コメントありがとうございます。このあと先もドキドキを届けられるように更新頑張ります✊読んでくださると嬉しいです〜🫶 (2022年9月30日 10時) (レス) id: cbb4c9f31f (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - 更新のたびにどきどきしてます！がんばってください！ (2022年9月30日 10時) (レス) @page7 id: 3d1c15bfdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげやま
| 作成日時：2022年9月29日 6時
