第三話 笑顔が好き ページ9
二宮side
「ねえ、翔ちゃん。あいつ、どう思う？」
「...ちょっとまだわかんない。
そんなに悪い奴でもないとは思うけど...。」
「そうだよねえ。
なんか昨日はあんなこと言ったりして凄くやな奴だったけどさ、
今日はあんなに明るく笑ってるよ。」
こそこそとそんな会話をしながら、
俺たちはキッチンで潤くんと一緒に朝食を作る『相葉雅紀』をじっと観察している。
「でも一応警戒だな。昨日確かにあんなこと言ったのは事実だし。」
「うん、了解。」
「翔くーん、所長起こしてきて。」
キッチンからJの声がする。
あのねぼすけ所長を起こすのはいつも翔ちゃん。
俺はやらないのかって？
俺じゃ一緒に寝るだろって言われたんだもん。
「はーい。今日はいつもより早いね。」
「うん、なんか講演会に出るらしいよ。」
「...へえ、所長らしくない。」
そう呟いて、翔ちゃんは所長の部屋へ行ってしまった。
...ほんと大野さんらしくない。
講演会なんて嫌いなくせに。
こういうときは大体何か企んでんだよ。
まさか。
「ねえ潤くん。」
「なんだよ、ニノまで。」
「大野さんがいないんなら今日は診療所は休み？」
「いや？どうせいないの午前中だけだから。
うちは開けるの１０時からで遅いからね、
二時間くらいなら俺一人でもなんとかなるからやるよ。」
「えっ、俺は！？」
「雅紀はとりあえず今日はやらなくていいから。
さすがに俺一人なのに教えたりはできない。
こいつらみててくれ。」
「マジで？」
「うん、よろしく。」
当たり前のように言うなこの人は。
やっぱりそうだったか。
「別に俺らだけでいいんだけど...。
はぁ...所長の指示ですよね。」
「うん。そうだよ。」
あの野郎...。
確信犯だな。
仕方ない。
そう思った俺は再び相葉雅紀を、じーっと見つめる。
「えっ、何々どうしたの？」
ほんと落ち着きのない奴だな。
「あの...和也くん？」
にいっと笑って見せて、少しあいつがびびったら、
「...よろしくお願いしますね。」
今度は昨日の営業スマイルを浮かべてそう言ってやった。
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真優(プロフ) - 橙空さん» ご返信ありがとうございます！ぜひともよろしくお願いします(_ _) (2017年12月5日 22時) (
レス) id: 7fedf0ac7a (このIDを非表示/違反報告)
橙空(プロフ) - 真優さん» 早速のリクエストありがとうございます！すごく細かくリクエストしていただいてとても考えやすいです。なるべく早く書こうと思いますので、少々お待ちください！ (2017年12月5日 15時) (レス) id: 8618996bea (このIDを非表示/違反報告)
真優(プロフ) - →翔くんは(発作を起こし)既に意識を失っていて回復してからも暫く目が覚めない(でも治って欲しいです！！) 。他のメンバーの絡みなどを全く考えてなかったので、橙空さんのお考えにお任せします！よろしくお願いしますm(*_ _)m (2017年12月5日 11時) (レス) id: 7fedf0ac7a (このIDを非表示/違反報告)
真優(プロフ) - →軽傷だった和也くんは翔くんを探すけれど見つからなくて、先に病院へ運ばれたのかと思って病院へ向かう。病院で翔くんがいないことに気づくと、救急隊？によって翔くんが運ばれてくるのが見える。→ (2017年12月5日 11時) (レス) id: 7fedf0ac7a (このIDを非表示/違反報告)
真優(プロフ) - →事故系が好きなので、その路線でお願いします！翔くんと和也くん2人で、買い物から帰る途中でバスに乗る。そのバスが大きな事故を起こしてしまい、翔くんは座席の下とか見つけられにくい場所に飛ばされる。→ (2017年12月5日 11時) (レス) id: 7fedf0ac7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橙空 | 作成日時：2017年9月11日 9時
