計画5 ページ8
零side
俺は、元々あんずが大嫌いだった
腹黒オンナって奴だな
何処か変な幻想を持ってんだよ
思うのは自由だけどここまできちゃぁ、さすがな俺でも引くわ
プロデュースも適当だし、何のためにもならねぇ。よくそれでプロデュースって言えるよな
そんな中、2人目のプロデューサーが転校してきた
そいつにプロデュースされたことはねぇけど、でも、あんずとは正反対だ
遠くから見ても綺麗だし…可愛いとも思った
声を聞いた時は、本当にこいつの為ならなんでもできるなんて思ったりもした
裏はありそうだが、その裏はあんずのような黒いものではない。
良い裏っていうか…なんていうかわかんねぇけど、まぁ、察してくれ
俺が軽音部の棺桶で寝てる時、わんこと口論をしてるのが聞こえた
わんこの癖に羨ましい
話に割り込むと、Aは俺に用があるとのこと
少し嬉しかった
わんこを部室から離れてもらい、話を始めようとすると、あんずが来た
チッ、タイミング考えろよな
Aは、何かを察したのか部屋を出ていく
その瞬間、あんずは崩れ落ちた
正直、助けたくはねぇけど、ま、優しいフリはしてやった
するとあんずは『Aにいじめられてる』と言った
その時俺は心の中でブチ切れた
ちょっとしか話してないし、何回か見かける程度だったからあまりあいつのことはしらねぇ
でも、Aはそんな事をする奴じゃないと俺は思っていた
それに、いじめる理由なんてあるか?
転校して数日に同じプロデューサーをいじめるなんて。
元々何か過去に会ったのかとも思ったがそうは感じられなかったし、仮に恨みを持っていたとしてもそれ相当の恨みじゃねぇといじめはしないと思う
あいつはそこまで恨みなんて無さそうだったし、あんずと対面した時は初対面のような振る舞いだった
だから俺は、考えた
もしかして、Aを悪者に仕立てあげようとしてるんじゃねぇのかって
俺はあんずに怒りの目を向ける
あんずは俺が怒ってることは察したが、自分に向けての怒りの目だとは思ってもなさそうだった
これだけじゃなく、他にも何かAに何かしてんじゃねぇのか俺は思った
前、俺に渡してきた企画書、いつものあんずの内容じゃなかったな
衣装も、とても細かく丁寧にされていた
よくよく考えると、今までの衣装や企画書、全部あんずがやったものじゃないように思った
もしかしてあんずがAにやらせてる?
そう思ったら全ての辻褄があった
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ひよりたん(プロフ) - 夢主ちゃん頑張って!あと更新待ってます! (2021年8月19日 10時) (レス) id: 5b72c3e53e (このIDを非表示/違反報告)
キランゆっくりん★(プロフ) - 恋乃さん» ありがとうございます!頑張りますね (2020年12月15日 6時) (レス) id: 6a64826c27 (このIDを非表示/違反報告)
恋乃 - 続きが気になります頑張ってください応援してます。 (2020年12月8日 15時) (レス) id: 39b0ab1df5 (このIDを非表示/違反報告)
キランゆっくりん★(プロフ) - まやさん» ありがとうございます! (2020年4月26日 0時) (レス) id: 6a64826c27 (このIDを非表示/違反報告)
まや - 分かりました!更新頑張って下さい! (2020年4月23日 21時) (レス) id: d480575806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キランゆっくりん★ | 作成日時:2018年11月18日 14時