計画20 ページ29
思わずぶつかり尻もちをつく
『いてててっ……す、すみません!私の不注意で……』
「…あんたが月雲Aだよねぇ?」
…は?
いや、普通急に質問してくる??
顔を見上げると、騎士道ユニットのKnights所属の瀬名泉先輩がいた
なんでこの人がここに…?たまたま…?
泉「…あのさぁ、黙ってないで答えてくんない?」
『…突拍子もない質問に答える義務はあるんですか?ていうか、そもそも前に私を見てますよね?あなたのような人なら、忘れたとは言わないと思いますけど。』
泉「うっわ、可愛げ無い。俺の事知ったような言い方やめてくれる?一応先輩なんだから、敬意示そうとか思わないわけ?」
可愛げ無くて悪かったな!
『あなたの言った通り、私は月雲Aですけど。それがどうかしましたか。』
泉「……朔間にあんたを送るよう頼まれたの。だからあんたを探してたら、保健室から出てきて俺にぶつかって今に至るわけ。てか、ちゃんと前確認してくれない?これで俺の顔に傷でもついたら責任取ってもらうから。」
朔間先輩が、瀬名先輩に??
どうして。繋がりなんて、同学年で同じユニットメンバーの兄ってことしかないのに。
まあ、なんらかの事情があったのか…?
でも、この発言、なんか違和感が……
泉「……っはぁ、あのさぁ。黙ってないでなんか言ってくんない?俺だって、あんたを送るとか面倒なことしたくないの。てか、いつまで座ってるわけ?ほら、立って。」
何それ、なんで怒ってるわけ?私何も悪いことはしてないでしょ。てか……
『面倒なら、送らなくて構いませんよ。私、この後用事があって大切な人と会うんです。個人的には第三者に会って欲しくない人物でもありますし…朔間先輩には、送ってもらったっということにしますので。面倒なことに付き合わせてしまいすみません。』
なんで自分が謝らないといけないんだろ…だいたい、朔間先輩の善意には有難いけど、この人は避けてほしかったかなぁ……
そう思いながらも立ち上がり軽くお辞儀をして顔を見合わせた
『それでは、これにて失礼しますね。ぶつかってしまったことは、私の不注意により申し訳ございませんでした。さようなら、瀬名先輩。』
泉「ちょっ、待ってよ。」
背を向け歩き出そうとすると二の腕を掴まれた
『なんでしょうか。謝罪が足りませんでした?』
泉「そうじゃなくてっ…」
すると、足音がこちらに向かってくる
姿を現すと、その正体は朔間先輩だった
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ひよりたん(プロフ) - 夢主ちゃん頑張って!あと更新待ってます! (2021年8月19日 10時) (レス) id: 5b72c3e53e (このIDを非表示/違反報告)
キランゆっくりん★(プロフ) - 恋乃さん» ありがとうございます!頑張りますね (2020年12月15日 6時) (レス) id: 6a64826c27 (このIDを非表示/違反報告)
恋乃 - 続きが気になります頑張ってください応援してます。 (2020年12月8日 15時) (レス) id: 39b0ab1df5 (このIDを非表示/違反報告)
キランゆっくりん★(プロフ) - まやさん» ありがとうございます! (2020年4月26日 0時) (レス) id: 6a64826c27 (このIDを非表示/違反報告)
まや - 分かりました!更新頑張って下さい! (2020年4月23日 21時) (レス) id: d480575806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キランゆっくりん★ | 作成日時:2018年11月18日 14時