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も~帰りたい! ページ3

我が家での挨拶が無事済んで、今度は私が潤の家に行く番。
潤の実家に向かう車の中で、緊張で寒くもないなにガタガタ震えてしまう。

「寒い?」

「ううん。緊張しちゃて…」

「大丈夫だって!
それより、ちょっとうちの家族はしゃぎすぎてるかもしれないから、ひくなよ?」

「え?何が?」

潤がちょっと困った顔をしたので、
「何か問題でもあるのかな?」と不安になった。
でも、すぐにその意味がわかった。



都内にある潤の実家では、ご両親と結婚しているお姉さん家族が待っていてくれた。

母「夢みたい!潤がお嫁さん連れて来るなんて〜」

姉「結婚、無理だと思ってたのよね。なんて言うか…いろいろ難しいでしょ?立場上。
そう言うのを全部乗り越えてくれる人と出会えたって事だもんね」


潤に似て美人なお義母さんとお義姉さんが、これまた潤に似たキラキラした笑顔で私を取り囲む。

「佐々木Aと申します。よ、よろしくお願いします」

母「そんなかしこまらないで!もう家族になるんだから」

姉「Aちゃんって呼んでもいい?私、妹欲しかったの」

「あ、はい」

J「妹ねぇ…Aの方が年上だけどな」

姉「うそっ!?ほんとにっ?じゃあ、Aさん…の方がいい?」

「大丈夫ですよ。あ、大丈夫だよ。ちゃん付けで。私もめぐみちゃんって呼んでいい?」

姉「嬉しい!ありがと」

J「だから。姉ちゃんも母さんもテンション高けーんだよ。落ち着けって」

女性陣がキャッキャッしてるのを、お義父さんがニコニコしながら見ていた。
たたずまいが潤と似てる。
やっぱり親子なんだぁと思った。

松本家のみんなに歓迎されて良かった。
緊張の糸がプツリと切れて、ホッとしたら涙が出て来てしまった。

母「ど、どうしたの?Aちゃん」

「…すみません」

J「安心して涙出たんだろ。ほら、こっち来いよ」

潤がいつものように私の腕を引いて自分の胸に抱き寄せる。

「ちょっ、じゅ…」

慌てて離れようとするけど、しっかり見られていたわけで…

J「…あ、やべっ!」

母「やっぱりね〜。潤って時々周りが見えなくなるから…」

姉「恥ずかしいなぁ、全く…。Aちゃんごめんね」

父「まあ、仲がいいのは良い事だけども…」

「も〜〜!帰りたい…」

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作者名: x他1人 | 作成日時:2016年11月3日 0時

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