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―同時刻―
バタンッ
徐々に遠のいていくツナの足音。
アイツ、帰ったらたっぷりしごいてやんねーとな。
「あいつ、逃げられると思ってんのか……？」
「……バジルは」
静かに眠っているバジルの方に視線を移す。
「囮だったんだな……」
「ああ。おそらく、バジル本人にも知らされてねえ」
その言葉を聞き、僅かに顔をしかめる。
「あの人のことだ。こうなることは読んでたんだろーが、相当キツイ決断だったと思うぜ」
「……」
「つーかこれ、直接ツナに渡すかAに持たせれば良いのにな。あの二人、オレと一緒に日本に来たんだぜ」
「そーか……あいつも来たのか……」
今頃ツナはあいつと再会していることだろう。
Aは……きっとあいつのことだ。
大方、呑気に観光でもするつもりなんだろーな。
先程まで少し騒がしかった廃病院に、再び静寂が訪れる。
「……そろそろオレは行くぞ」
「ああ、バジルのことは任せとけって」
「頼むぞ」
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cloud(プロフ) - hit2,695、お気に入り登録20人、評価18票ありがとうございます！ 更新相変わらず遅いですが、頑張ります。 (2015年10月7日 22時) (
レス) id: 3214cbcc4f (このIDを非表示/違反報告)
cloud(プロフ) - 文化祭準備忙しくて、ぜんぜん更新出来なかった…… (2015年9月5日 23時) (レス) id: f465faa1ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cloud | 作成日時：2015年6月28日 1時
