【ダンキラ】キラキラハート【原作沿い】

キラキラ！その4 ページ35

「Aちゃん、私たちは先に教室に行きましょう。思っていたよりも時間がないから案内はまた放課後にするわ」
「は〜い」

あれれ？それを遅れてきた先輩が言っちゃいますか…？
でも時間が少なかったのはたしかですし、言わぬが花ですね☆キラキラ☆

「ところで先輩、先ほどは何をされていたんですか？草むらから出てこられましたけれど…」
「ええそうなのよ。困ったことにね？私は急いでいたのに道端にネジが１つ転がっていたのよ。それを拾おうと追いかけているうちに草むらに入ってしまって…とても驚いたわ」
「まあ！それは大変でしたね〜」

まるで子猫か何かを追いかけたような口ぶりですが…ネジ？ネジを追いかけて…草むらに？
流石ビークイーンのリーダー、須羽先輩です。
ただ者じゃありません！きっと、私にはわからない魅力がそのネジにはあったのでしょう〜
キラキラです〜！

「先輩、お怪我はありませんでしたか？」
「ええ。ネジともに無事よ」
「それはよかったです〜！」
「なんなら見る？」
先輩はいそいそとポケットを漁りだされましたが、丁重にお断りしました。

「ウフフフ、あなたとってもいい子ね。魅力的だわ、とても…何か困ったことがあったらいつでも言ってね？すぐにコーチ科まで飛んでいくわ…そう、磁石に吸い寄せられるネジのように」
「あははは…」
「さあ、ついた。ここが特待生コーチ科の教室よ。ぴったりハマるといいわね…それこそ、ネジのように。じゃあね」

それだけ言うと須羽先輩はどこかへ行ってしまいました。
個性的な先輩でした〜…
やっぱりゴールド生ともなると、個性が突出してるのが普通なんでしょうか？すごいです〜！

私も頑張りたいです！
キラキラ☆

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