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「これがアズールがくれたっていう魔法薬？
本当に水の中で呼吸できるようになるのか？」
疑いの目で小瓶を眺めるデュース。
「疑ってても始まんねえ。
ラギー先輩もアズールの魔法薬に関してはエビデンス持ってたから、飲んでみるしかねえだろ」
覚悟キメろ、とジャックが返す。
「よし、じゃあいいねみんな。
結果はどうなってもいい。初手からそんな簡単に取らせてくれるとは思ってないけど、現場見に行かない訳にもいかない。
なのでみんなには私の目になってもらうよ」
「おーう！任せとけなんだゾ！」
大船に乗った気でいろと胸を張るグリム。
「んじゃ、せーのでいきますか。
せーのっ！」
＊＊
時は少し前、空き教室で眠そうにしていたエーデュース2人を見つけた後。
「あ、いたいた。
ごめんみんな目醒まして！今日は忙しくなるよ」
「おあうぇ！？きらり！？」
「そうだよ、わたし。
大丈夫デュース？すんごい眠そうじゃん」
眼をしょぼしょぼさせて擦っている様子を見て思わず笑ってしまった。
「寝ても疲れが全然とれなくてな。
なんだかイソギンチャクにパワー持ってかれてる気がするんだ」
「うっわイソギンチャクの呪い怖」
「オイ待て。こんな茶番してる場合じゃないんだゾ！
早くしないと３日なんてすぐ過ぎちまう！」
私の腕の中でジタバタするグリムによって、話は本題に移った。
あの時みんなが戦っているときに見て考えた事を伝え、それを踏まえての構想を共有する。
私の現時点でのシナリオはこう。
確認したいことは2つ。
達成条件のものはどこにどのように存在するのかがひとつ。
それに対してどんなトラップが仕掛けられているのか。
もう一つは、契約書が保管された後、私じゃない”魔法が効く相手”が契約書に触れるとどうなるのか。
私は署名後破くことはできた。あれは紙だった。
ならばみんなはどうなのか？という事だ。
それが揃えばピースが揃って完成する。
最終的にはあの契約書を破棄し契約自体無かったことにして、かつ達成条件もクリアするという完全勝利を目指す。
「へー。やっぱきらりってすごいね」
「何エースいきなり」
「いや、なんつーか。
後ろで見てただけでそこまで先輩たちの戦い方を分析しちゃう観察眼と、その作戦立案の頭。
お前が味方でよかったわ」
敵に回したら怖そう、と笑顔で言われた私の心境よ。
なんて返していいか、微妙。
「こちらこそ、みんながいてよかったよ。
私だけじゃどう足掻いてもこの契約は達成できない。
お互いの利益のために今回の件、何としても勝とうね」
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ハク(プロフ) - 或さん» 或さんはじめまして！ありがとうございます！唐突な告白に私も愛が溢れました、、、！随時更新していきますので、これからもご贔屓ください！ (2020年10月12日 12時) (
レス) id: 0da3a6c4bf (このIDを非表示/違反報告)
或 - この作品マジで大好きです。(唐突な告白失礼致します<(_ _*)>) (2020年10月4日 12時) (レス) id: 62feb543dd (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - カカオさん» カカオさん初めまして！コメントありがとうございました！ 今少し現実世界で忙しいのですが、空き時間を見つけては私の妄想を文字起こししていくので気長に待っていただければ幸いです！ カカオさんも幸せな夢女子ライフをお過ごしください！ (2020年8月27日 14時) (レス) id: 0da3a6c4bf (このIDを非表示/違反報告)
カカオ - 続編おめでとうございます 更新頑張ってください (2020年8月24日 23時) (レス) id: 91c2dfd957 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - ちゃんちゃんこさん» ちゃんちゃんこさんはじめまして！嬉しいお言葉ありがとうございます！お陰様で更新が捗っております〜！！宜しければこれからもご贔屓下さい！ (2020年6月5日 19時) (レス) id: 0ebe25b1eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク | 作成日時：2020年6月3日 18時
