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「迎えに来ましたよ、リドル先輩」
しゃがんで目線を合わせる。
顔はまだ上がらない。
「、、、、、キミも、ボクのこと嫌いになったでしょ。
もう、友達じゃあないんでしょ。
置いて行ってよ、放っておいて」
先輩にしては覇気が無い。
弱弱しい、絞り出すような声。
「何言ってるんですか。
私は先輩と喧嘩をしただけですよ。友達として、怒ったんです。
まあ、結果としてかなり大掛かりな喧嘩でしたけど」
「、、、、友達、として？」
「そうです。だからまだ、いやずっとこれからも。
私たちは友達です。喧嘩して本気でぶつかった、大事な友達ですよ。」
そう伝えて待ってみれば、ゆっくりと顔を上げた。
「はは、ひどい顔」
「キミはこんな時まで綺麗に映るね」
元気を出すためにおちょくってやろうとしたら、
今まで見たことないような顔で意味の分からないことを言われてしまったので逆にキョトンとしてしまった。
「？、、、まいいか。
ほらあっち、明るくなってるほう。
帰ったら覚悟しといたほうがいいですよ？きっとリドル先輩大変ですから」
私が先に歩き、先輩の手を引いて進んでいく。
背丈はさほど変わらない方なのに、手はしっかり男の子。
骨ばっているし私より大きい。
「善処するよ。
、、、、、、、、、きらりと一緒なら、」
「え？」
聞きそびれた言葉は最後まで聞き取れないまま。
私たちは光に飲まれてその場から消えた。
＊＊＊
「、、、はっ！！」
トレイの呼びかけによって、ボクは目を覚ます。
「あ！こっちは目ぇ開けた！！」
エース・トラッポラの声。
「はあ〜〜、マジ、もう起きなかったらどうしようって超焦った、、、」
こっちはケイトの声。
「はあ、、、、はあ、はあ、、、。
ボクは、一体、、、？」
「良かった。正気を取り戻していますね」
学園長もいるのか、、、？
なんでグリムとかいう猛獣タヌキは学園長に捕らえられていて
抜け出そうと必死にもがいているんだ？
「今は何も考えなくていい。寝てろ」
トレイが僕の頭を撫でる。
そういえば、ボクはさっき、、、、
「そうだ、きらりは？」
そう尋ねれば、皆がばつの悪そうな顔をする。
自分で確認しようとしてからだを起こせば、デュース・スペードによって大事そうに抱えられているきらりを目で認識した。
彼女の腕は力なく垂れている。
「、、、なんで、」
変な汗が出た。
さっきまで一緒にいたはず。確かにあの場所から、僕たちは一緒に。
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きのこ - 初見ですがコメ失礼します！いきなりですが、何この神作！？って思いました(笑)いやー最推しのジェイドくんにオクタヴィネルの二人が凄い出てきてくれて、ファンの私にはとても有難いです！！これからも応援してます！頑張って下さい！！ (2020年10月13日 3時) (
レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - ちりさん» ちりさんはじめまして！コメントありがとうございます！私の妄想文字起こしが目に留まったようで嬉しいです！どうしようもなく闇の夢女子なので暗くなりがちですが、有りだなと思って頂けたら幸いです〜！ (2020年9月14日 7時) (レス) id: 0ebe25b1eb (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - アットさん» アットさんはじめまして。コメントありがとうございました！キタニタツヤさんの世界観が大好きでして、、、とても影響を受けております！そういう思想感が根底にある、私の妄想文字起こしです。笑 (2020年9月14日 7時) (レス) id: 0ebe25b1eb (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 初めまして！！これから読ませて頂きます！！魔法の無効化。つい学園アリスとゆう漫画を思い出しました！笑。めちゃめちゃ話の内容が好きです！すでにこの小説大好きになってます笑。今後も更新頑張ってください！(^ ^) (2020年9月14日 1時) (レス) id: 61ff0dc64e (このIDを非表示/違反報告)
アット - 思考を休めるな、脳みそを回せ…悪魔の躍り方！？ (2020年6月11日 19時) (レス) id: bce4268e03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク | 作成日時：2020年4月19日 3時
