柱の少女の物語３〈鬼滅の刃〉

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今日の私はすこぶる気分が良い。


「無惨様、こちらに」


「良い、下がれ。皆を集めて来い」


「御意」



眼前には穏やかな表情で眠る女。

何時ぞや夢の中で出会った女。

やはりお前だったか。



鳴女に彼女の世話をさせ、忌々しいあの黒服を脱がせて私が拵えた白い服を着させた。


やはり黒よりも白の方が彼女の透き通るような肌に似合う。



「こちらに」


私の前に4名の鬼が集まり並ぶ。


「また使えない駒が減った。
が、今回は黒死牟の功績により目的のものを捕らえた。
これからは彼女の扱いが鍵となる。

報告によれば彼女の血には我々の細胞に干渉する力が有り、迂闊に取り込むこともできない。

細心の注意を払え」



すると許可もなく童磨が話し出す。


「へえ！
そのお姫様みたいな子が無惨様の求めていた子なんだ？
なんだろう、なんて言うんだろうな。
存在するだけで息を呑む感じ。」


「黙れ。お前が遮るな。」


猗窩座も反応する。



猗窩座はともかく、童磨の言動はいつも目立つ。
そしていつも私を憤らせる。


「黙れ。私は許可していない。
特にお前は私の許可無く彼女に触れるな。」

貴重な材料を壊されてたまるか。


「ちぇー。
じゃあ俺はしっかり許可をとらせてもらうさ。
興味が湧いて堪らないんだ。」


こいつは言動の割に実績があるから捨てるまでには至らない。
気に食わない、掴み所のない男だ。



「まあ良い。
以上だ散れ。また何かあれば集まれ。
私は暫く彼女の研究をする」


鳴女に目で伝えて枇杷を鳴らす。



2人だけの世界が広がった。





この先女について調べてその使い道と効能が分かったとして、すぐに体内に取り込んでは興醒めと言うもの。


遊んで、奪って、凌辱して、

私以外なんて考えられないようにして、


精神も身体も全て満足に私のモノにしてから、
2人で一つになる。


うん、それが良い。




男の眼は赤く光り、口元は歪み上がった。

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