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A「はぁっ……はあっ！ちょ、ちょっと……休憩……！」
一生懸命走ってきたであろう彼女は、肩で息をしながら
手をついてその場に座り込んだ
何やら大きなリュックを背負っている
A「あはっ、きつ〜〜〜い！！！」
あははは、と笑いだした彼女に若干驚きつつも
みんな安堵した様子で表情を緩ませた
ベポ「だ、大丈夫……？」
A「へーきへーき！ああ、そうだ、まず皆待っててくれてありがとう！」
イッカク「うん！それで、話って……？」
Aはスクッと立ち上がって大きく息を吸った
「私、アイドルやめました！！！！！！」
「「「「「「え？ええ〜〜〜？！？！？」」」」」」
「そして、仲間に入れて欲しいです！お願いします！」
辺りに木霊するほど大きな声を出して、深く深く頭を下げる
一瞬、シンと静まり返ったと思ったら
大きな歓声がわき起こった
『大歓迎〜！！』
『うわっ、俺そうなんじゃねえかなぁってちょっと期待してた！』
『おい、そうと決まったら早く上がれ上がれ！宴だ！』
そんなことを言って笑って手を差し伸べてくれる皆。
やっぱり私、この海賊団が大好きだ！！！！
✩.*˚
『新メンバー加入にカンパーイ！』
海軍に追われないよう島を出発した後、帆を張った夜の看板の上では人知れず小さな宴が始まった
まったく海賊というものは本当にお酒が好きなもんで、
ぱかぱかと呑み進める内にすっかり皆酔いが回ってしまった
私はというと、慣れないお酒に苦戦しつつもすでにデキ上がっている酔っ払い共から質問攻めにあっている
シャチ「わははは、Aちゃーん！やっぱりめっちゃくちゃ可愛いね〜♡」
横から伸びてきた手をパシッと払い除ける
A「もー、呑みすぎ。セクハラですよそれ！！！」
ペンギン「ったくお前は！ダメだろ！」
めっ、と叱るとシャチさんは悲しそうにペンギンさんの腰にまとわりついた
かわいい所あるなぁ
イッカク「そうだ、もう仲間なんだし敬語もさん付けもしなくていいんだよ〜！！楽しくやろうぜ！！」
A「おわーそうだ！仲間……仲間だ！わたし、海賊！」
刺身を口に運びつつ、飲みかけのいちごサワーに手を伸ばす
A「おいしい〜！」
えへえへ、と馬鹿みたいに笑っているとなんだかとっても楽しくなってきちゃって
ふわふわした頭でローさんの隣に移動した
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林檎(プロフ) - ちもさん» 教えて頂きありがとうございます！どうやらバックアップしたら毎回ついてしまう様なので気をつけますね！ (2022年9月30日 13時) (
レス) id: a1b1016848 (このIDを非表示/違反報告)
ちも - オ/リ/フ/ラ立ってますよ。 (2022年9月30日 7時) (レス) id: 5817bb68d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年9月19日 21時
