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✩.*˚
ペンギン「なんか、夢みたいな生活だったよなあ」
看板の手すりに手を掛けて、ボーッと島の方を見つめる
Aが船を降りてから約二日と半分
思い返せば御伽話よりずっとずっと非現実的な日常を過ごしていた
「あんなに、可愛いんだもんなぁ……。」
俺の足元に座り込んでいるシャチがそう呟いた
皆が落ち込むのも無理は無い
一生に一度、直接声を聞けるかどうかもわからなかった画面越しの高嶺の花が
俺たちの手の届く距離で愛らしく微笑んでいたのだから。
ペンギン「夢だったかなぁ……」
確かめるように自分の手のひらを見つめる
長く伸ばした水色の髪は思った以上に柔らかくて。
ぽろぽろ零れる涙は宝石みたいで。
全てが絵に描いたように美しかった彼女
シャチ「こんなむさ苦しい船の中、まさしく紅一点だったよな」
イッカク「ちょっとどういうこと？あ、た、し、が、いるんだけど？」
シャチ「へいへーい。そうっすねー。」
イッカク「おい！」
ベポ「話って、何なんだろうね。もうすぐ時間だと思うけど……」
チクタクチクタク規則正しく動く針は、夜の七時少し手前を指している
少し暗くなり始めた景色に目を凝らすと
息を切らして駆け寄ってくる人影がひとつ
「「「「Aちゃん？！？！」」」」
慌ててみんな看板の手すりに駆け寄った
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林檎(プロフ) - ちもさん» 教えて頂きありがとうございます！どうやらバックアップしたら毎回ついてしまう様なので気をつけますね！ (2022年9月30日 13時) (
レス) id: a1b1016848 (このIDを非表示/違反報告)
ちも - オ/リ/フ/ラ立ってますよ。 (2022年9月30日 7時) (レス) id: 5817bb68d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年9月19日 21時
