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A「あの…治療をして頂いている身で言うのも図々しくてなんですけど……まずお風呂に入らせてもらってもいいでしょうか？」
この姿を見られるのが恥ずかしくて、ちらりと目線だけ彼に向ける
ロー「まあ良いが…。倒れたんだ、長湯はするなよ」
A「はい！ありがとうございます！」
先導して案内してくれる彼の後ろを、シーツにくるまりながらぺたぺたと裸足で着いていく
ロー「ここだ。一応湯は張ってある。着替えはツナギしかないが文句は言うなよ」
A「はい！何から何まで…ありがとうございます！」
ぺこりと頭を下げると、彼は無表情のまま何も言わずに何処かへ行ってしまった
洗面所に入ると、まずは鏡とエンカウント
わぁ、顔は浮腫んでパンパンだし、髪はベタベタ最悪だし、ところどころこれ…泥ついてるし。
こんな顔で彼に面倒見て貰ってたんだ……
ショックで前が見えない
いや、過ぎたことは仕方が無い。まずはお風呂お風呂。
海と汗で汚れた服を脱ぎ捨てて、お風呂場へ突入する
温かいシャワーが気持ちよくて思わず鼻歌まで歌っちゃいそう…！
男の人が多いのか、シャンプーやトリートメントは男物のサッパリするタイプのものだ
ふふっ、何だか楽しいな
全て綺麗に洗い流すと、私は少し広めの湯船にどっぷりと浸かった
はぁ……最高……♥
ふーっと長い深呼吸をする
ちゃぷ、とお湯を両手で掬っては、指の隙間から流れ出すのをただ眺めていると
？「おい、誰か入ってるのか？？俺も船の修理で汚れちゃったから一緒入ってもいい？」
磨り戸越しに誰かの声が聞こえた
A「えっ！！あの、ちょっと、それは困るかもしれないです！ごめんなさい！！」
？「(！？！？女の子の声だ、、、！！)」
返事の代わりに、バタバタと遠ざかる足音だけが耳に届く
良かった、察してくれたんだ
そうだ長湯は駄目なんだった！私も早く上がらなくちゃ！
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林檎(プロフ) - ちもさん» 教えて頂きありがとうございます！どうやらバックアップしたら毎回ついてしまう様なので気をつけますね！ (2022年9月30日 13時) (
レス) id: a1b1016848 (このIDを非表示/違反報告)
ちも - オ/リ/フ/ラ立ってますよ。 (2022年9月30日 7時) (レス) id: 5817bb68d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年9月19日 21時
