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横尾side




A「追いかけないと。」


「気を付けてね。」


A「うん。」



「なんかあったらすぐに電話して」






ミツがどこに行こうとしているかはなんとなくわかった

でも最近薬ばっかり飲んでいたのに急に外に出るなんて危険だ


今はAだけが頼りだった









今日は裕太の命日だ































































































あなたside




ミツさんが私の前を歩いている


不思議だ


あんなに自分の世界に閉じこもっていた彼が


外の世界にいる







北「俺、歩くの速い?」


「ううん。大丈夫。」







するとミツさんは私の手を握ってきた






北「こうすれば大丈夫。」







少しだけ震えているミツさんの手を握り私たちは歩いた


いつか想像していたミツさんとこうやって歩くこと


やっぱり思っていた通りミツさんの手は大きかった


手を握るだけでミツさんを感じることができたし


とてつもない喜びがあった













































なんとなくわかっていた





北「ついた。」





この間、ミツさんの部屋で見たニュースの事故現場だった


やっぱりミツさんと玉森裕太さんは何か関係がある







北「タマのこと知ってるよね。」


「ミツさんの部屋でニュース見た時に名前が出てた。」


北「大事な俺の弟みたいなやつだった」


「そっか。」


北「大切だったんだ。」





ミツさんの顔を見ると涙を流していた


凄く悲しそうな顔をしていて見ていられなかった








「自分で死のうとしたんだよね?」


北「ううん。」


「へ?」


北「タマは殺されたんだよ。」






もしかしたらそう思い込んでるのかもしれない

でもニュースの内容と違うような






「どうしてそう思うの?」


北「俺が一番タマのこと知ってるからだよ。」









道路には2つ花束が添えられていた


もしかしたら玉森裕太さんの知り合いの人かもしれない









するとミツさんは座り込んでしまった




「大丈夫?」


北「ちょっとしんどい。」




ミツさんの呼吸が浅くなっているような感じがした















































「A、、、?」


そこになぜか花束を抱えたお父さんがいた

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あらしごと(プロフ) - 更新初期から見てます!灰になる前に大好きなのでこの世界観が素敵で読むのがとても楽しいです!この後の展開が気になります。楽しみにしてます! (2021年7月8日 21時) (レス) id: 82951e9e3a (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - はじめまして!何気なく読み始めたら凄く続きが気になって面白くて一気に読み進めていました!!続き楽しみにしています♪ (2021年6月26日 20時) (レス) id: 7c3a6df9c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみっこ | 作成日時:2021年6月6日 0時

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