第二十話 ページ35
Aside
敦が何が何だか分からないと云う表情をして固まっている処に、やっと国木田さんが種明かしを始める。
国「小僧、小娘も、恨むなら太宰を恨め。若しくは仕事斡旋人の選定を間違えた己を恨め。」
太「そう云う事だよ、敦君、A。つまり此れは...」
『__一種の入社試験、と云う事ですよね。』
太宰さんの話を遮り、扉の方、正しくは扉を開いた人物に向けて言った。
福「その通りだ。」
国「社長。」
そう言いながら国木田さんはその人に会釈した。
敦は驚いて「しゃ、社長!?」と声をあげている。
そして皆が社長に目を向け、社長は此の試験の説明をし始める。
太「...で、社長の一声で、こうなったと。」
国「で、社長.....結果は?」
社長は僕と敦と目を合わせ、フッと目を閉じ、
福「太宰に一任する。」
そう言われて僕は内心ホッとし、敦は未だポカンとしている。
太「合格だってさ。」
敦「つ、つまり...?僕らに仕事を斡旋するって言うのは、此処の...?」
敦の質問に、太宰さんはクスッと笑い、答える。
ふふっ、敦、面白い顔になってくなァ。
太「武装探偵社へようこそ。」
谷崎さん兄妹の方へ目を向けると、僕らを歓迎してくれている様だ。
ナ「うふ、宜しくお願いしますわ。」
潤「い、痛い!そこ痛いってば、ナオミごめん、ごめんって!」
此処に居る事で、谷崎さん兄妹の謎は解けるのだろうか...否、解いてはいけない気もするけどねェ。
そう思って僕は苦笑を零す。
敦が何か言っていたが、結局太宰さんに言いくるめられて、
敦「せ、選択肢無いじゃ無いですかぁぁぁ」
と嘆いていた。
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今回はお話短めです!
読者の皆様、この作品を読んで下さり有難うござます(_ _)
一つ、お知らせがあります。
作品の都合上、主人公様の年齢を一つあげて、「19歳」に変更させて頂きました。
勝手にすみません、が、把握お願い致します。
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中さ - 更新頑張ってください (2021年7月5日 13時) (レス) id: 0fd42ba9ca (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 麗さん» 楽しみにして下さり有難うございます!そろそろ更新致しますので、宜しくお願いしますっ! (2021年5月29日 22時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2021年5月29日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - サトさん» コメント、ありがとうございます!その言葉が励みになります!更新頻度を上げられるよう頑張ります。 (2020年10月16日 18時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
サト - とても、面白かったです。続きが気になります。楽しみにしています。 (2020年10月16日 7時) (レス) id: e677a0c284 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:錆猫 | 作成日時:2020年8月16日 0時