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第十八話 ページ30

Aside

まァ、其れからなんやかんやあって太宰さんをドラム缶から出し、敦の仕事の話になり、太宰さんが僕らの仕事を斡旋してくれる事になった。


...何だか怪しいものではあるが。







その後、僕達は街に出てきていた。


太「これから向かうのは、その仕事を紹介してくれる保証人さんの所だよ。必ず君達のことを気にいると思う。」


と、自信満々な太宰さん。

昨日の夜は「仲間になれ」やら「武装探偵社の一員だ」やら言っていたのに、こんな風に「仕事を紹介するよ」なんて言い出して...。




真逆、"仕事を紹介するよ"なんて言って、実は僕達に"武装探偵社"の入社試験でも受けさせる気なのか...?

そう考えると此の太宰さんの態度は理解出来る。





ん、待てよ...
この仮説が中っているのなら、まだ僕らは社員では無い。

という事は、今なら未だ逃げられるのでは...?

其れなら、良い時機(タイミング)を見計らって...






敦「助かります!」


太「あっはっはっ、感謝し給え!私に任せておけば万事、大丈夫!何故なら私は太宰、社の信頼と民草の崇拝を、一身に浴する男なのだから!」





太宰さんと敦が話をしている間、僕はそんな事を考えていた。

だが、僕の考えは此れから起こる出来事で直ぐに甘かったと分かった。









国「こんな所におったか太宰!この包帯無駄遣い装置がー!」


太「ぐ、ぐあああーーー!」


『...くふっ、』


太宰さんは国木田さんの言葉で中々の(ダメージ)を負った様だ。


其れにしても...

包帯無駄遣い装置...国木田さん、中々良い感性(センス)してるじゃァ無いか。


太「...く...国木田君、今の呼び名中々やるじゃ無いか......。其れにAも笑うなんて...。」


『ふっ、笑ってなんていませんよ。』


太宰さんがこんな顔する何て...見物だねェ。




国「誰が"社の信頼を一身に浴する男"だ。お前が浴びてるのは、文句と呪いと苦情の電話だ!」

太「ええー、私が何時苦情なんて受けたのさー。」





そこからは国木田さんと太宰さんの言い合い。


敦は困った様な顔で二人を見つめていた。
そして、「此の人に仕事の斡旋をしてもらって本当に大丈夫何だろうか...。」と不安そうに呟いていた。



まァ...敦の思う様にはいかないだろうけども、如何にかはなるだろう。







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中さ - 更新頑張ってください (2021年7月5日 13時) (レス) id: 0fd42ba9ca (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 麗さん» 楽しみにして下さり有難うございます!そろそろ更新致しますので、宜しくお願いしますっ! (2021年5月29日 22時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2021年5月29日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - サトさん» コメント、ありがとうございます!その言葉が励みになります!更新頻度を上げられるよう頑張ります。 (2020年10月16日 18時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
サト - とても、面白かったです。続きが気になります。楽しみにしています。 (2020年10月16日 7時) (レス) id: e677a0c284 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:錆猫 | 作成日時:2020年8月16日 0時

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