序章 ページ2
今から七年前。
私は警察官になるべく警察学校に入った。
入校式から一か月、私の班は自主退学者続出により私は他所の班に入った。
別に何も変わらない…はずだったが。
「今日からよろしくね」
「よろしく…」
何故か問題陣軍団の班に入れられた。
「アンタ、教官をボコボコにしたんだってな」
「おい、松田。それは違うだろ。教官の間違った推理を指摘して間違いを正しただけだろ」
「無能だと大勢の前で公表しただけだ。そんな言い方はない」
噂では聞いていたけど、私は今すぐ班の変更をお願いしたかった。
いや、どうせまた脱落者は出るだろうと思いきや。
彼等は誰一人としてリタイヤしなかった。
「Aちゅわぁーん!」
「げっ…」
警察学校内ではアイドル並みに人気な彼等だが私は極力関わりたくなかった。
何故なら問題児軍団がいる所に事件がある。
「まぁそう逃げるなや」
「それ以上近づかないでモジャモジャ君」
「誰がモジャモジャ君」
「後短気になるのはどうかと思うけど」
私は極力彼等とは関わらない方が良いと思った。
でも…
「アンタ何で二番に甘んじてるの馬鹿じゃないの」
「え?」
「サポートに回ってんじゃないわよ。後、口だけ野郎に言われたままで悔しくないわけ…降谷君とゆかいな仲間達はアンタがいないとバラバラよ」
「いや…何それ?」
「だってあいつ等バラバラじゃない。アンタがいないと纏まりないでしょ」
何故か嫌いになれなかった。
それなりに結構好きだった。
だから夢にも思わなかった。
「A!何であんな無茶をしやがった!馬鹿だろ!」
「止めろ松田!」
「お前が何でこんな目に合ってんだよ!」
私はある事件で銃弾を受けて刑事を続けられなくなった。
日常生活にも支障が出ると言われてしまった私は。
仲間に何も相談せずに消えた。
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killerハリケーン(プロフ) - とても、面白いです。更新楽しみにしてます (2022年7月27日 12時) (レス) id: 720db65644 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししゃも | 作成日時:2022年7月14日 14時