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私の辞表は黒田管理官と諏訪さんが降谷さんに渡して置いてくれるとの事だった。
ただ心残りは、風見さんや諸伏さん。
最後まで私を庇ってくれた中島君に挨拶もできなかったので手紙を渡してもらった。
降谷さんにも一応書いた。
でも、意味がないだろうけど。
病気を治療すべく、日本からアメリカの病院に移る事になった。
聞けば最新の医療を受けるためだ。
医療技術は日本よりもアメリカの方がずっと上で向かった先はアメリカ合衆国の東部に位置する都市。ヘネピン郡の郡庁所在地であり、州最大にしてアメリカ中西部を代表する世界都市とも言われている。
底にある病院に入院する事になった。
「久しぶりのアメリカ」
久しぶりのアメリカに、懐かしさを感じる。
イギリスにいるよりも青春をアメリカで過ごした私はこの国の空気が好きだった。
イギリスも風情があって好きだけど。
向かう病院はクラレンス総合病院だった。
政治家や大富豪も通院や入院している程の大規模の病院だった。
受付を済ませようとしたら。
「A君?」
「え?ミスターブラック?」
背後から声をかけられ振り返ると、留学時代にお世話になったFBI捜査官で、今は現駅から尻祖いているが、その腕前は健在だった。
私もアメリカに留学している間お世話になった。
ちなみに奥さんは日本贔屓である事から親しくさせてもらい、アメリカにいる間はホストマザーになってくれた。
「ご無沙汰しております」
「久しぶりだな。元気…なわけはないか。随分と顔色が悪いね」
「申し訳ありません。このような姿で」
今の私は顔色も悪く見られたものじゃない。
「ここに通院しているのかい?」
「いいえ、今日から長期で治療の為に入院を…」
「入院?」
ミスターブラックの眉が動く。
「ここで入院をする者は少ない、ほとんどが大病を患い、一般病棟では治療できな者や、国の要人だ。それ程大きな病気に?」
「白血病に似た病気のようで」
「なっ…そんな」
私が病気になると私自身も夢にも思わなかった。
だからだろうか。
ミスターブラックもかなり驚いていた。
「この事は赤井君は…」
「私が日本にいる事も、病気の事も知りません。急だったので」
連絡手段は手紙がほとんどだったし。
日本を出る時にエアメールは出したけど、まだ届いていないだろう。
「だろうね。知っていたら日本に飛んで行ったはずだ」
「はは…そんな事」
ないと思いたい。
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ゆい(プロフ) - お話しは面白いのですが誤字が多すぎてなかなか内容に入り込めないのが、とても残念です。また文字化けも酷い箇所がありますので一度、投稿前に見直してから投稿されると良いかと思います。 (2022年4月3日 20時) (レス) @page6 id: c5aa53d8c9 (このIDを非表示/違反報告)
いちご飴(プロフ) - 恐らく初が名前変換に引っかかってますね…とても面白くていい話ですが、その誤字で引き戻されてしまいます。一度変換を見直してみてはどうでしょうか。 (2022年1月23日 8時) (レス) @page3 id: 29e99f8be9 (このIDを非表示/違反報告)
夢女(プロフ) - とても面白いお話なのですが、所々の誤字が気になります…。もちろん誤字なんて誰もがすることではありますが、全てのお話にあると少し気になります。公開する前に、一度読んで確認してほしいです。これからも頑張ってください。 (2021年12月30日 0時) (レス) @page6 id: abe42a97bb (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - 初めまして刀剣乱舞大好きでコナンとのコラボと言う事もあり読ませて頂いております。続きから読んでいるのですが13話目に2箇所誤字があるのと15話目が抜けてしまっております^^;13話に関しては愛称の名が入ってしまっていますので確認してみて下さいね。 (2021年12月19日 16時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 更新ありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。 (2021年12月13日 22時) (レス) @page20 id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししゃも | 作成日時:2021年10月2日 22時