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家は片付いていた。 ページ16

父は重度のアルコール依存症でした。

2020の春にこのまま酒を飲み続ければ余命は1年持たないだろいと言われました。

父は医師の脅し程度にしか考えていなかったようです。

というのも父は春には1人で歩けない程腹水のせいでお腹は大きくなり体力もなくなっていました。

ですが父はお酒は辞めず毎日ストロング缶500ml8%前後のお酒を6〜8缶飲んでいました。タバコも辞められずにいました。

そんな生活も長く持ちません。夏に倒れました。忘れまもしません。あの日は私の誕生日の次の日でした。誕生日を友達に祝われていた時。祖父から電話があり父が入院したことを伝えられました。
7月〜10月までずっと入院していた父も私と生活をしたいとリハビリを受け退院。
お弁当を頼んだり生活保護を受けたり、役所の力を借りたり祖父の力を借りたり学校にも迷惑を掛けました。色んなところに迷惑をかけながら生活をしていました。
もちろん私も家事をしていましたし、持病のうつ病とも戦っていました。

そんな生活ももう終わり。どう生きればいいのか全然分かりません。今まで父が酒を辞めるようにするために頑張って来ました。

保育園に上がるくらいから父のお酒を捨てたりタバコを隠したりしていました。

父は180センチ程あるのですが私はそんな父に死ねと言われたり、殴られそになった事もあります。一緒に死のうと包丁を持って詰め寄ったこともあります。

なのにあんなに憎かったのに死なれたらこんなに辛いなんて、考えてませんでした。

学校の先生にはこのままおとうさんと生活してても名無しが辛くなるだけだったと思うよ。申し訳無いけど自分は今亡くなって良かったとまでは言わないけど頃合だとは思う。
って言われました。確かに。私はこのまま生活してたら父も殺してました。

死の受け入れが私はイマイチ理解していません。父は今でもまだどこかで看護師さんを困られせていると考えてしまうし、何かあっても父に連絡しようと思ってしまいます。遺骨箱も何回も開けました。でも居るんです。どうしてだろうなぁって、どうしてなんでしょうね
皆さんの死の受け入れ方はなんですか?教えてくだ去ると幸いです。

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設定タグ:エッセイ , ノンフィクション , 毒親   
作品ジャンル:エッセイ/日記, オリジナル作品
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作者名:名無し | 作成日時:2020年12月31日 3時

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