アルコール依存症だった父のこと。 (ページ12)

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10日目ページ12

金曜日。

父は一般病棟に移ったようで面会で直接会えた。
父は喉が渇いてるようで水を飲みたいと言われた
看護師さんに聞いてみるね、と返した。

父は弟の文字と私の文字の区別が着くようで少し安心した。(父は自分で自分の名前が書けないようになっていました。)

父は少し遠い顔していて自分は死ぬんだと悟っていた目をしていて、辛かった。

父は多分もう自分が持たないことを知らないまだと思っていた。でも自分の体はやはりよく分かるようだった。

お腹は痛い？と聞いたら少しと帰ってきた。
昨日よりは楽そうで良かった。腕に2、3本ほどチューブが刺さっていて痛々しかった。

今日も泣いてしまった。

東京から兄が帰ってきた。父が危ないと聞きつけたらしい。弟とはビデオ通話をした、兄ともできた。少しだったけど。