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『ろうそくの火』 ページ28

「何故死なん、何故立ち上がる、何故貴様がその目をしている。」







銀時と百華総動員で鳳仙にかかる、何度振り払われ飛ばされても立ち上がり続けた。






『月詠!!』





立ち上がろうとする月詠にあの大きな番傘が降りかかった。その時、銀時が鳳仙に薙刀を刺した。








『(凄い...攻撃をさせないようにする為に休む暇なく攻撃している。)』









純粋に坂田銀時という男の事を凄いと感じた。夜王相手に人間の男が渡り合えるだなんて、並大抵の者ではない。


銀時が壁際に追いやり、百華と私が苦無を投げ込んだ。其処から音沙汰が無く百華達の気は少し緩んだ。









「鳳仙を、あの夜王をついに倒した!自由だ!」


「これで吉原は、私達は自由だ!」


「まだだ!!」









月詠と私に向かって投げられた苦無を銀時が庇って受ける。









「ぬるいぬるいわ!貴様ら如きか細き光がいくら集まろうともこの夜王を干からびさせる事は出来はせん。....この深き夜を照らすことなど出来はせぬわ!」









鳳仙は自分に刺さった苦無を弾き飛ばした









「あれだけやってもまだ....」


「太陽などとは程遠い、吹けば一瞬で消えるロウソクの光。それが貴様らだ!

大人しく死んだ様な目で繋がれていれば生かしてやったものを....火種は消さなければならない。」









その言葉と共に私達は苦無を構え戦闘準備に入った。









「待て、もういい。もう俺だけで十分だ。その火は取っときな、明日の煙草の為にな。」


「武士道と言うやつか。無駄だ、貴様が終われば次は女達だ。」


「消させやしねェさ、もう誰も。例え火が消されても、火を灯せる。」









銀時はゆっくり歩いて行き、壁が崩落している場所で立ち止まった。

『太陽の光』→←『限界突破』



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絹紗(プロフ) - クリームチーズさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2019年8月22日 10時) (レス) id: 19a58175b5 (このIDを非表示/違反報告)
絹紗(プロフ) - もりこさん» ありがとうございます!励みになります〜! (2019年8月22日 10時) (レス) id: 19a58175b5 (このIDを非表示/違反報告)
クリームチーズ(プロフ) - 私も今日初見で来たのですが、本当に好きなお話です!更新楽しみにしてますので、頑張って下さい!!!! (2019年8月21日 22時) (レス) id: 7b6c8b39e8 (このIDを非表示/違反報告)
もりこ(プロフ) - 今日初めて拝見したんですが、とてもいいお話ですね!土方さん大好きなのでとても嬉しいです!続きがとても楽しみです、更新頑張ってください! (2019年8月21日 20時) (レス) id: b540dd18b2 (このIDを非表示/違反報告)
絹紗(プロフ) - Decemberさん» コメントありがとうございます!気付けば話が重くなってしまってました笑、更新頑張ります! (2019年8月18日 7時) (レス) id: 19a58175b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:絹紗 | 作成日時:2019年8月3日 22時

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