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『裏切り者の末路』 ページ23

「頭、千早、あんたらが族に加担するとは...吉原を裏切ればどうなるかあんたらが一番知っているはずさ。」









月詠の部下が私と月詠に向けて話した。そうさ私達が一番よく知ってる、だけどこの吉原が変わるならやってみる価値はあると私は思う。


銀時がツインテールを外しながら話し始めた。









「そうかい、一体どうなるってんだ?ぜひお教え願いたいもんだ。こんなに沢山集まって、お別れパーチーでも開いてくれるのかい?」


「銀さん、本当にお別れです。」


「え?なんで?」


「何回ぶっ刺さってんですかあんたは!!」


「決めるときはちゃんと決めろヨ。」


「....先が思いやられるな。」


『月詠、あんたもだよ。』







銀時の額に刺さった苦無に呆れているが、月詠の背中にも苦無が刺さっている。








「裏切り者には死を。」








その言葉と共に百華は私達に向かってくる。それを見て、万事屋はにやりとしながら胸の煙玉を取り出し私と月詠が煙管でそれに火をつけた。



大きな爆発音とともに煙が充満する。









「ここでしばらく食い止める。」


『私もここに残るよ。先に行きな。』


「月詠さん!Aさん!」


「いや、Aお前は先に行くんじゃ。日輪の元まで先導しなんし。」


『月詠...分かった。ここは頼んだよ。』







私は月詠の意志を感じ、引き下がった。








「お前死ぬ気アルカ!?」


「部下のしつけは頭がするさ。」


「火種を寄越せ。お前と一緒になくなられちゃ困るんだよ。」


「最後に一服.....」


「ダメだ、よこせ。...そんなに吸いたきゃ戻ってこい。」


『あんた帰ってこないとぶっ刺すからね』








それは不味いなと月詠は笑った。私は日輪の元まで3人を送り届ける使命がある。


死ぬんじゃないよ。月詠を横目で見ながら銀時の後を追った。

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絹紗(プロフ) - クリームチーズさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2019年8月22日 10時) (レス) id: 19a58175b5 (このIDを非表示/違反報告)
絹紗(プロフ) - もりこさん» ありがとうございます!励みになります〜! (2019年8月22日 10時) (レス) id: 19a58175b5 (このIDを非表示/違反報告)
クリームチーズ(プロフ) - 私も今日初見で来たのですが、本当に好きなお話です!更新楽しみにしてますので、頑張って下さい!!!! (2019年8月21日 22時) (レス) id: 7b6c8b39e8 (このIDを非表示/違反報告)
もりこ(プロフ) - 今日初めて拝見したんですが、とてもいいお話ですね!土方さん大好きなのでとても嬉しいです!続きがとても楽しみです、更新頑張ってください! (2019年8月21日 20時) (レス) id: b540dd18b2 (このIDを非表示/違反報告)
絹紗(プロフ) - Decemberさん» コメントありがとうございます!気付けば話が重くなってしまってました笑、更新頑張ります! (2019年8月18日 7時) (レス) id: 19a58175b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:絹紗 | 作成日時:2019年8月3日 22時

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