『シリコン四太夫』 ページ22
髪を下ろし、月詠と似た形の白色で裾になるにつれ青色になるグラデーションの着物を着た。クナイや小刀を懐にそっと忍ばせて置いた。
きっと戦いは避けられない、だが恐怖心はなかった。
『お待たせ....えっ』
「....変装じゃ。」
『無理があると思うけど?』
百華と同じような服を着た3人がいた。
「そういえば自己紹介してねェな。俺は坂田銀時、外で万事屋なんてもんやってる。で、こっちが神楽でこっちが新八。」
『千早太夫...いえ、高野瀬 A。名前で呼んでくれたらいいよ。』
「よろしくアル!」
自己紹介をしながら鳳仙のいる建物の前まで進んでいく。本当は遊女としては本名は教えてはならなかった。でも、彼らが吉原を変えてくれる気がすると何故だか絶対そうだという自信があった。
「いい?不審者は一匹足りとも逃しちゃダメよ。」
「頭、曲者です。」
「いや、違う。それは...あの...新入りじゃ。」
「新入り!?こんな怪しい奴らが!?」
月詠の部下達は私達四人のことを警戒した。それ程までに私達は物凄く胡散臭い。
「頭、曲者です。」
「いや、新入りじゃ。」
「大丈夫なんですか?こんなの連れてって....鳳仙様の方がはちきれますよ?」
「股間が?」
「んな訳ねーだろ。鏡見てこいシリコン四太夫!!」
それでも頭がそこまで言うのならと門を通る許可を得た。第1段階を突破したと思ったが、門に足を踏み入れた瞬間沢山のクナイが降ってきた。
『最初から演技は必要なかったみたいだね。』
「全部無駄になっちまったな。」
私達の行く手を阻むのは百華の皆だった。仲間同士で潰し合いはしたくない。
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絹紗(プロフ) - クリームチーズさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2019年8月22日 10時) (レス) id: 19a58175b5 (このIDを非表示/違反報告)
絹紗(プロフ) - もりこさん» ありがとうございます!励みになります〜! (2019年8月22日 10時) (レス) id: 19a58175b5 (このIDを非表示/違反報告)
クリームチーズ(プロフ) - 私も今日初見で来たのですが、本当に好きなお話です!更新楽しみにしてますので、頑張って下さい!!!! (2019年8月21日 22時) (レス) id: 7b6c8b39e8 (このIDを非表示/違反報告)
もりこ(プロフ) - 今日初めて拝見したんですが、とてもいいお話ですね!土方さん大好きなのでとても嬉しいです!続きがとても楽しみです、更新頑張ってください! (2019年8月21日 20時) (レス) id: b540dd18b2 (このIDを非表示/違反報告)
絹紗(プロフ) - Decemberさん» コメントありがとうございます!気付けば話が重くなってしまってました笑、更新頑張ります! (2019年8月18日 7時) (レス) id: 19a58175b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絹紗 | 作成日時:2019年8月3日 22時