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ninety nine ページ6

シルクside

ンダホ「シルク、シルク!あっちーにチョコ貰った?」
生徒玄関でAを待ってると

ンダホが来て聞いてきた
シルク「いや、まだ貰ってない」

A以外には沢山渡されたけど全部断った
悪いとは思ったけど

お返しがあるかもって期待されるのも嫌だし
全部に返してたら金なくなる

それにそんなに沢山食えないし
腐らせる方が悪いと思ったから断った

Aのだけ受け取るつもり
ンダホ「そっかー!ほら見て!可愛いでしょ?」

四角い何かがキャンディーみたいに
丁寧に包装されている

中身がめっちゃ気になる
楽しみで仕方がない

今日もそればっかりで
授業なんてほとんど聞いてない

貴「シルクお待たせ〜」
シルク「おう、帰るか!」

特に渡される様子もない
…えっ、ダホにはあるのに俺にはなし

なんて事ないよな?
貴「今日また保健室行ったの」

シルク「うん、クラスの奴から聞いた、大丈夫だったか?」
冬になると咳いっぱい出るから

って話してたけど上の空
申し訳ないけど意識がバレンタイン

シルク「ねぇ、チョコないの?」
聞くのはめちゃくちゃ怖かった

貴「…シルク断ってるって聞いたからいらないんだと思ったの」
シルク「いる!欲しい!彼女からのチョコ要らないわけねぇじゃん!」

首を傾げながらもリュックからそれを出してくれた
さっきンダホが見せてくれたのとは違って

可愛らしい箱に詰められていて
ハートの形をしていた

シルク「Aのチョコだけでいいと思ったから断ってたんだよ」
他の女子には申し訳ないけどさ

そう付け加えるとAは
目に涙をためた

貴「シルクが他の女の子の貰うの嫌だと思っちゃってた…自分が汚くて嫌だった…可愛い子いっぱいいるから…」

大きな目から
涙を零しそうになりながら言った

シルク「汚くねぇってww俺も思っちゃうし、普通だよww可愛い子ってA以外知らないしww」

Aの頭を撫でると
泣きながら笑った

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設定タグ:Fischer's , シルクロード , シルク   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:鳴海 帆南 | 作成日時:2019年11月15日 17時

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