シルクの彼女は絹みたい -学生Ver.-【Fischer's】 (ページ29)

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番外編ミスコン② ページ29

シルクside

ﾝﾀﾞﾎ「司会上手いねww」
ｼﾙｸ「だなww」

うちのクラスの男子で将来はアナウンサーとか
そっち系の仕事に就きたいらしい

竹「あっ、パラ出てきた」
相変わらず表情は変わることなく

ほとんど無表情に近いのに
物凄い人気を集めてる

俺らを見つけたようでパッと笑顔になると
それだけで歓声が沸く

ｼﾙｸ「マジ可愛い…」
ﾝﾀﾞﾎ「あっちー可愛いよねww」

ひょこひょこと帰っていく様子を眺めていたら
次のやつが出てきた

自分可愛いです、みたいな顔がムカつく
どうせ今年もAに負けるのに

ﾝﾀﾞﾎ「男子見るの正直キツイよねww」
ｼﾙｸ「それなww」

ハッキリ言って興味ねぇよなww
竹「こっちだってあんな上辺だけのやつ興味ねぇよww女子だってパラだけだよww」

俺だってA以外のやつ興味ねぇよww
竹「あっ、アイツじゃん」

竹野が指さしたのは3年の男
去年のミスターコンのファイナリストみたいなやつ

去年でいえば2年で1位だった男だ
ｼﾙｸ「Aに付きまとってるやつだろ？」

竹野がイライラとした様子で頷く
付きまとうとは言っても

家まで、とかはない
多分だけど俺が送ってるから

校内でAに声をかけたりだとか
なんか…かなり…キモイ…

ｼﾙｸ「アイツは顔いいからな…告白するとなるとまためんどいな」
竹「だよなぁ…」

去年のこともあるし
かなり心配なんだよな

「さぁ！まずはミスコンのトップを決めていきましょう！2、3年のおふたりは去年も学年トップでした！新入生も入ってきましたが学校1を選んできましょう！」

今年もAがほとんどの票を集めてる
去年より増えて200票越えだった

投票が始まってドラムロールが流れる
「今年のミスコントップが決まりました！こちらです！」

「優勝は…2年1組足立A！」
舞台の上に呼ばれて全く嬉しくなさそうな顔で

トロフィーを貰う
竹「去年もあんなんだったよなww」

ｼﾙｸ「だよなww面白いよなww」
真顔のAがこっちを向いた