シルクの彼女は絹みたい -学生Ver.-【Fischer's】 (ページ27)

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番外編体育祭ページ27

Aside

貴「シルク頑張ってね〜」
ｼﾙｸ「おう！頑張る！ww」

そう言って私の頭を撫でようとしたのを
タケちゃんに止められる

竹「やめろ、折角髪の毛可愛くしてんだから」
タケちゃんが私に抱きつく

クラスカラーの赤いハチマキを髪に編み込んである
もちろん私じゃなくてタケちゃんがやってくれた

ｼﾙｸ「うるせぇよwwじゃあタッチくらいさせて」
大きな手とパチンと合わせてシルクが走っていくのを見守る

ﾝﾀﾞﾎ「ホント溺愛してるよねww」
竹「今に始まったことじゃねぇよww」

体育祭も終盤で残り2種目
今集合がかかった借り物競争と

ミスコン、ミスターコンの2つ
つまり点数が入るのは借り物競争だけ

これで勝敗が決まる
得点は私たちには見えないから

ミスコンをしているうちに集計するらしい
「よーい…ﾊﾞﾝｯ」

その音とともに第1走者がスタートする
シルクは5走者目のアンカー

お題に沿った物をクラスの子から借りに来る
「クラスで1番のイケメン！」

去年のミスターコンで1年の中で1位だった男の子が連れられていく
竹「絹張もう少しだな…」

ﾝﾀﾞﾎ「あっ！バトン渡った！シルクファイトー！」
1位をキープしたままお題の紙を引く

竹「おっ、こっち来た」
ｼﾙｸ「Aっ！一緒に来て！」

貴「ふぇ？わぁっ」
手を引かれたかと思うとお姫様抱っこされる

ｼﾙｸ「しっかり掴まってろよ」
色々なところから歓声が沸く

シルクの首にぎゅっと腕をまく
スピードが上がる

全速力じゃないのは分かってるけど
私にとってはすごく早い

ほかのクラスのアンカーは借りている最中で
後ろを走っている人はいない

ｼﾙｸ「もうちょいスピードあげても大丈夫か？」
貴「うんっ」

そのままゴールをした
「1位は1組でした！」

ｼﾙｸ「よいしょ、大丈夫だったか？」
貴「うん、大丈夫だよ〜」

「2年赤ブロックアンカー！お題はなんでしたか？」
お題の確認で

ここで違うと最下位になっちゃう
ｼﾙｸ「はい、大切な人です！」

「彼女は大切な人ですか？」
そう聞かれるとすぐに笑顔で

ｼﾙｸ「すごく大切な人です」
「赤ブロック、堂々の1位です！」

竹「ちょっとベタ過ぎ」
ﾝﾀﾞﾎ「ね、ダサいww」

貴「そうだね〜」
ｼﾙｸ「Aまで！？ww」

大笑いしてるシルク
嬉しかったってことはみんな分かってるからいいの