シルクの彼女は絹みたい -学生Ver.-【Fischer's】 (ページ19)

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番外編お祭り③ ページ19

シルクside

ｼﾙｸ「おじさん、1回分」
そう言ってお金を渡す

「彼女ちゃんにかっこ悪いとこ見られないようにな」
ケラケラ笑いながら玉と銃をくれた

ｼﾙｸ「5発か…Aはなんか欲しいものあるか？」
そう聞くとキョロキョロと景品を眺める

割と自信がある
貴「ん〜…あれがいい」

ｼﾙｸ「了解っ！」
Aが指さしたうさぎに的を絞る

ぬいぐるみは重たいから取りにくいんだよな
ｼﾙｸ「よしっ！」

玉が命中してうさぎが落ちた
貴「わぁ…シルクすごい！」

パチパチと控えめに拍手をくれた
「お兄ちゃん凄いね！」

そう言いながらうさぎをAに渡してくれた
嬉しそうに笑うから俺までニヤける

ｼﾙｸ「あっ、花火セットだって」
冬に花火ってやった事ねぇな

って興味本位で狙ってみるけど
貴「当たったけど落ちないね」

しっかり後ろに固定されてるみたいで
簡単には落ちてくれない

的を変えてお菓子の詰め合わせと
プラモデルを落とす

なんでプラモは落ちんのに花火は落ちないんだよww
そう思いながらラストの玉で花火を狙う

貴「すごい！シルク人殺せるね〜」
笑顔で物騒なことを言う

ｼﾙｸ「殺さねぇよww」
ちゃんと反論してから景品を受け取る

ｼﾙｸ「そろそろ竹野たちと合流するか」
貴「そうだね〜タケちゃんたちどこかな？」

キョロキョロするAが可愛い
ｼﾙｸ「電話かけるかww気づくかな？」

周りうるさいと気づかないかもな
そう思いながらダホに電話をかけると

「今どこ？」
ワンコールも終わらないうちに竹野が出た

ｼﾙｸ「なんでお前なんだよww」
ホントにA大好きだよなww

それで言えば俺も負けてねぇけどww
ｼﾙｸ「射的の前にいる、合流できるか？」

「すぐ行く！」
ブチッと雑に切られた

また竹野が走り出して
ンダホが置いていかれる様子が目に浮かぶ

ｼﾙｸ「来るってさ」
貴「そっか〜」

楽しそうに体をひょこひょこさせる
寒いから咳が出るんじゃないかって心配だったけど

連れてきてよかった
最近は回数も少なくなってる気がするし

竹「お待たせ」
息切れ一切してない竹野が真顔で言う

ｼﾙｸ「ダホはどこ行ったんだよww連れてこいよww」
竹「あぁ、忘れてたわww」

貴「あっ、ダホちゃんここだよ〜」
手を振るAに気づいたンダホが寄ってくる

ﾝﾀﾞﾎ「も…タケちゃん、酷い、よ…」
竹「ごめんってww」