研究ファイル１５９ ページ43
敵は三人
匣兵器は嵐コウモリに巨雨象…彼の匣兵器はないだろう
晦冥の匣兵器を開発しているのはこの世で私だけ
アンタ等に何て何一つ流してないんだから
「そういえば、貴方…私の執事に二流なんて言ってくれたそうじゃない
匣兵器の一つも持ってない…死霊魔術師に二度も負けることになる三流が図に乗らないで
さあ、いらっしゃい…開匣、晦冥狼！」
「晦冥の匣兵器！？馬鹿な、実在するはず」
「あるわよ、私は科学者よ
貰い物を使うしか能がない凡人と一緒にしないでないものは作ればいいのよ、馬鹿馬鹿しい」
パリンと音を立ててリングが砕ける
もう残弾は少ない…一気に決めなければならなさそうだ
「しっかし、天空ライオンね…激レア中の激レア…流石持ってるものの質が違うわね」
「うっせぇ、黙ってろ…来るぞ」
「はいはい」
最初に仕掛けてきたのはごつい執事だった
私が防ぐよりも先に天空ライオンの咆哮で巨雨象の動きが止まる
その様子を見ている暇もなく、あの男…御門が切りかかってきたので晦冥狼に相手をさせた
その時、体に妙な違和感を感じた
「ぬうっ」
「ガァ」
「……へぇ、こりゃすごいや」
私やボスの体や果ては匣兵器まで血が噴き出た
困ったものだ、ちょっと体をいじりすぎたせいで微塵も痛みを感じない
…まあ、この場合好都合か
「おいおい、あの女全然へばってねぇじゃん…どういう仕掛けだよ」
「どういう仕掛けでしょうね？でも、どうだっていいでしょう？
その理由がわかる前に私が…恨めしいその裏切り者ごと全員始末しますから」
攻撃に合わせて武器を構えた瞬間
ボスの声と共に天空ライオンの咆哮が響き、巨雨象が吹き飛んだ
……本当、貴方って人は私の探求欲をずっと掻き立てる人ね
視線に入ったのは天空嵐ライガーの姿だった
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雹翠緋耀(プロフ) - 沙流さん» 一気に読んで頂けるなんて…！ありがとうございます！展開にドキドキして頂いたり夢主ちゃんが可愛いと仰って頂けてとても嬉しいです。沢山のお褒めのお言葉舞い上がりそうです！体にも気を付けて出来るだけ頑張って更新致します。お待ち頂けますと嬉しいです。 (2018年9月22日 1時) (
レス) id: 086e138169 (このIDを非表示/違反報告)
沙流(プロフ) - 今は季節の変わり目ですし、体調等お気をつけ下さい｡連コメすみません、更新楽しみにしています！ (2018年9月20日 17時) (レス) id: e92f855c73 (このIDを非表示/違反報告)
沙流(プロフ) - うっ……素敵で表現も綺麗で一気読みしてしまいました…！ まさかこんな展開になるとは思ってもいなかったので、今もドキドキしています。そして何より夢主ちゃんが可愛い｡最高です。私の求めていたものはここにあったのか……！！→ (2018年9月20日 17時) (レス) id: e92f855c73 (このIDを非表示/違反報告)
雹翠緋耀(プロフ) - 五月七日さん» コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまい申し訳ありません…安定した更新はできないとは思いますが出来るだけご期待にそえる様、頑張ります。 (2018年9月7日 2時) (レス) id: 086e138169 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 好きです！凄く好きです！凄く面白いし応援してます！更新待ってます！ (2018年8月23日 14時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雹翠緋耀 | 作成日時：2018年2月19日 23時
