研究ファイル１１０ ページ39
一人残らず死ねばそれもそれでいい
所詮それまでの人間と片付けられる
たとえ、上手くいかずとも切り札はあの中にある
ただ、経過を見守るだけ
「お、お嬢様！ご無事ですか？」
「この、程度…で、死な、ない…」
ワーグナーは周囲を警戒しながら私の元から離れない
私の方は見ていたのはオレンジ色の炎
空中を舞う人型…
舞い降りたもう一人のボス候補
「！！あの炎…」
「お嬢様、あれは…向こうの」
「ワーグナー、下がって
こっか、ら…が、楽しい、から」
「行くぞ、A
奴の無様な姿を拝んでやろうじゃないか」
「えぇ…ボス、さん」
沢田綱吉がゴーラ・モスカの相手をする傍を歩く
諸共、殺すことは叶わなかったけれど
それ以上に面白いものが見れるのだから
程よい場所に移動する頃には彼が最後の一手をゴーラ・モスカにかけていた
「な…なんと…中から人が……！！」
「…え…こ…この人…」
ゴーラ・モスカの中から出てきたのは九代目
まあ、あれを動力源にしたんだから当然と言えば当然だけど
ただ、大義名分としては最高だから…
困惑する彼にボスさんは告げる
「どーしてじゃ、ねーだろ！
てめーが九代目を手にかけたんだぞ」
「お…俺が…？」
もう一度、目を向けた時には九代目の瞼は落ちていた
「誰だ？じじぃを容赦なくぶん殴ったのは
誰だ？モスカごとじじぃを真っ二つに焼き切ったのはよぉ」
ボスさんの投げかける言葉を私は隣で聞いていた
その、戸惑い様は見ていて愉快だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 413人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雹翠緋耀(プロフ) - ！さん» お待ち頂き誠にありがとうございます…！その一言だけで非常に嬉しいです…！今後もお手隙の際で構いませんのでお読み頂けますと嬉しく思います！ (2018年2月3日 5時) (
レス) id: 2f0e9540b0 (このIDを非表示/違反報告)
！ - 更新嬉しい！！待ってました！！！！ (2018年2月2日 16時) (レス) id: c292aa6505 (このIDを非表示/違反報告)
雹翠緋耀(プロフ) - konohaさん» お、お久しぶりです…！こんな年単位で放置していた作品にまだ以前からお声掛け頂いていた方がいらっしゃって…申し訳なさと嬉しさで…うぐぅ…ご希望も…！また、ありがとうございます！更新までお声がなければ唸りながらあみだするところだったので嬉しいです…！ (2018年1月29日 23時) (レス) id: 2f0e9540b0 (このIDを非表示/違反報告)
雹翠緋耀(プロフ) - 天ノ弱な月猫さん» こんばんは、コメント頂き誠にありがとうございます！お気に召したようで…何よりです。怠慢の前科持ちなのでこんなこと言うのもなんですが…更新頑張らせて頂きます。気長にお待ち頂けますと幸いです。 (2018年1月29日 23時) (レス) id: 2f0e9540b0 (このIDを非表示/違反報告)
konoha(プロフ) - お久しぶりです。最近たくさんお話を更新して下さるのでとても嬉しいです!晦冥の守護者の戦い楽しみにしてます…!そしてオリキャラが死んでくれますように(( (2018年1月29日 18時) (レス) id: 7a699f6d9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雹翠緋耀 | 作成日時：2018年1月27日 15時
