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山田side
あれから裕翔くんと圭人くんは遅いからって部屋に帰って行った。
俺は大ちゃんとちーちゃんも大丈夫なのかなって思って聞いてみたけど、2人ともまだ話してたい!って聞かなくって、もう少し話すことにした。
3人で並んで話す久しぶりの空間は、ここに来てからの俺のご褒美みたいな感じがして現実とは思えなかった。
知「ねえ、涼介〜」
山「ん?」
知「寂しかった?」
楽しく談笑してた中、ちーちゃんが突然聞いてきた。
しかも凄い真面目なトーンで
山「…え、なんで?」
知「だって10年ちょっと一緒にいなかったんだよ?
僕は。寂しかったよ。」
ポツリと零れたその言葉は少なくともいつも弱音をはかない知念の本音なんだと思った。
有「俺も!寂しかったんだぞやまだぁ!」
静かな空気に耐えきれなくなったんだろうね
太陽さんは叫んでからぎゅっと俺にしがみついてきた。
なかなか力強いな笑
知「ちょっと大貴!僕の涼介だよ!」
有「は?何言ってんの2人の山田だろ?」
ワーワーと2人で揉めてる笑
俺は俺なんだけどな笑
あ、そう言えばこれはゆっとかないと
山「ねえ?大ちゃん、ちーちゃん」
有知「.....なに?」
言い合ってる勢いでこっち振り向かないでよこわいわ!
山「俺明日から1週間、ここにいないから裕翔くん達と仲良くしててね?」
有知「...はい?どゆこと?」
さっきまでのはしゃいでた2人じゃなくて、本気の真剣な表情にちょっと押されたけど
山「地鳴天明......の護衛につかなくちゃ行けなくてさ」
知「は?意味わかんない。なんで涼介なの」
有「おい、それほんとに1週間なのかよ」
2人が怒るのはご最もだと思う。けど、俺は皆を守りたいから。
あいつの言うことはなるべく聞かないと。
知「ねえ!涼介、何でなの?」
あーやばいな。このままだったら2人とも素直に送り出してくれそうにないな。
有「山田。俺も正直行って欲しくないぞ」
しゅんとしてる2人を俺は抱き寄せた。
山「安心して?1週間後、絶対帰ってくるから。もう2人を置いてくようなことしないから、寂しがらせないから」
俺は2人の顔を見て笑って見せた。
2人はまだ納得してなさそうだったけど、静かに頷いた。
この施設で大ちゃん達にあう前の俺なら、
ここに帰ってきたいなんて思わなかっただろうけど今はここにいる大ちゃんとちーちゃん、それに裕翔くん圭人くん。
みんなに会いたいから。
俺は帰る。
絶対帰ってやる。
もう皆と離れたくないから。
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きんとき(プロフ) - 唯華さん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年8月19日 11時) (レス) id: b08fba051e (このIDを非表示/違反報告)
唯華 - ありがとうございますっ!どしどし送らせていただきますっ!更新も楽しみにしてますっ!頑張って下さいっ! (2018年8月19日 8時) (レス) id: 6a7a6dc0cb (このIDを非表示/違反報告)
きんとき(プロフ) - 唯華さん» はじめまして!と、虜になって頂けましたか!?嬉しいです!ありがとうございます(o´艸`)どしどし送って下さい!励みになりますので (2018年8月18日 23時) (レス) id: b08fba051e (このIDを非表示/違反報告)
唯華 - はじめまして!唯華です。伶菜に紹介されて1〜2まで読みました!伶菜と明日香が言ってたのも分かります!もう私この作品の虜ですね。私も更新される度コメントして良いですか? (2018年8月18日 22時) (レス) id: 6a7a6dc0cb (このIDを非表示/違反報告)
きんとき(プロフ) - そうなんですか!?すっごく嬉しいです!気に入って頂けたら幸いです( ´ ▽ ` ) (2018年8月18日 21時) (レス) id: b08fba051e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きんとき | 作成日時:2018年7月1日 23時