頭お花畑で悪かったなオイ! ページ43
一旦冷静を保ち仕切り直す。
なんやかんやでおっそろしいこととかやや調子乗ってたりとかしてたから、コレガワカラナイ。
我ながら目が綺麗とか言われちゃって浮わついてた感じか?
ただ目に関してちゃんと見てから褒められたのは委員長ぶりだった…委員長ぶりってパワーワードなんなんだよ。
あーあーあー!
もうちょっと器用に生きることが出来たら楽だったんだろうにな。
そんな感じに昨日のことを後悔を添えて考えながら車内でゲームなうなエプレっす。
昨晩のことをかいつまんで話すなら、ガメラの暴走を止めたってことくらいにしかならない。
『エプレっちinしないのー?』
『>>838 輸送なう』
『>>エプレ kwsk』
『ヤーさん潰しに行ってくるンゴ』
『マジか』
『マジやで。ちょい離席するわ』
『りょ』
「初音ちゃん、そろそろ用意しといてくれ」
「ほいほーい」
総合スレに名前が上がっていたので暫く会話を嗜んでいたら、現実に引き戻されたので、餞別の言葉を受け取りながらロープを用意する。
外の景色は変わらない住宅街で、次第に人…観測するにツナ、獄寺、山本、ハルといったと子だ。
ディノさんが目配せで合図してくる。
同時に縄を伸ばし、見事にキャッチしてからリリースしないでそのまま車を発車させるように促した。
まだ車の外のままで西部劇の罰みたいな感じになってるが気のせいだ、気にしてはいけない。
間違いないことを確認し、扉を開けて引っ張りあげる。
人間は重い、これは避けられない摂理なのだよ諸君。
ツナを引き上げ、一応車に乗せた。
俺はフードを被ったまんまだから誰だかわからなくて怖いだろうな、俺とわかっても怖いよな。
「おk。ロマさん、止めていいよ」
背後を向き、獄寺と山本が遠くへ行ったのを確認してから声をかける。
「え?」
「気に入ったぜ。あいつらの頭の中にはツナを助けることしかねぇ。冷静とは言えねぇがな」
ディノさんが車から降りて言った。
あぁ、兄貴面タイムか今。
運転席からはロマさんが降りてきた。
今は完全にわけワカメなんだろうな。
「出てやれ」
小さく呟いてツナ背中をそっと押す。
彼はわけのわからないまま素直に車から降り、辺りを見渡す。
「ツナさん、無事だったんですね!」
ハルの嬉々とした声が聞こえ、彼女の適応能力の高さを理解する。
天然半端ねぇわ。
「心配かけたな、扱いはボロッボロだがこの通りツナは無事だとも」
俺も車から降りてまずは安全を説明する。
理論に基づいたので罪悪感はないっす→←良い子も悪い子も真似しないでくださいね
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作者名:菫青 | 作成日時:2019年9月18日 19時